“タイの至宝”とも呼ばれる華麗なサイアミーズ(シャム)

[2018/05/21 6:01 am | 編集部]

ペトハピ編集部が実際に取材し、自信をもって紹介できる “真の優良ブリーダー” です。 掲載基準はこちらからご覧いただけます。

猫種:サイアミーズ(シャム)
猫舎名:PURE SWEET(ピュアスイート)
ブリーダー/動物取扱責任者名:鵜飼るり子
登録情報:17東京都第001469号(販売)
繁殖歴:15年
住所:東京都新宿区
メール:puresweet@nexyzbb.ne.jp
Webサイト:http://www.pure-sweet.com/

東京都新宿区の都会の喧騒から1本の路地を入ると静かな住宅地が広がっています。そこにサイアミーズ(シャム)の専門猫舎である「PURE SWEET(ピュアスイート)」があります。もともとは犬派。しかし、野良猫を飼い始めたことをきっかけに猫に興味を持つようになります。そのなかでも華麗なポイント模様を持つサイアミーズ(シャム)に心惹かれ、ペアで飼い始めることになりました。その後、キャットクラブに入会し、ブリーダーへの道がスタートします。

そして、キャットショーの面白さとブリーディングの奥深さに次第に魅了されていきました。最初に迎えたシャムは、サイアミーズ(シャム)とオリエンタルショートヘアとの交配(アウトクロス)で生まれた個体でしたが、その後、純粋なサイアミーズ(シャム)を譲ってもらう機会に恵まれ、今日までその純粋さを貫いた繁殖をしています。

サイアミーズ(シャム)の特徴と魅力

この猫種は日本では「シャム」という名前で知られています。それはかつてのタイの国名で、その国名を当てて「シャム」と呼んでいるのは、じつは日本だけなのです。海外では「サイアミーズ」と呼ばれています。タイを代表する美しい猫で、昔から王室や貴族、寺院など高貴な家系のみで飼うことが許されました。そのため、「タイの至宝」とも呼ばれています。

1885年にロンドンのキャットショーでその毛色の美しさが注目され、世界中に知られることになりました。しなやかなボディラインと特徴的なポイントカラー(シール、ブルー、チョコレート、ライラック)はスタイリィッシュで芸術的です。短毛でシルクのように輝く被毛は、とても質感がよく滑らかです。長いボディ、長い四脚、細長い尻尾、鋭い三角形の頭、大きな三角形の耳を持っています。鼻から耳に向かって傾いたアーモンド形の目は、表情豊かで、その深いブルーカラー(サファイヤブルー)が神秘的です。

「わが家の猫は人懐っこいと多くの方に喜んでもらっています。優しく、賢く、忠実で、おしゃべりが大好き。サイアミーズはとても甘えん坊な猫種なのです。以前は日本でも多く飼われていたのですが、現在は飼育数が減少しています。もっとみなさんにサイアミーズの魅力を知っていただきたいですね。」と鵜飼ブリーダー。

確かにこの猫舎の猫は、初めての人にも物怖じすることなく友好的に接してくれます。とても人懐っこく、甘えん坊です。スレンダーで凛とした容姿は、クールビューティーという表現が似合います。リピーターが多く、2~3頭と多頭で飼う方が多いとか。サイアミーズは、根強い愛好家がいる魅力溢れる猫種と言えます。

飼育環境

猫たちは鵜飼ブリーダーの自宅で生活しています。リフォームしたての猫専用ルームもあります。床はPタイル仕様で、猫たちが滑らないよう粗目の素材を選んでいます。汚れてもふき取り可能なので、つねに清潔に保つことができます。壁にはパイン材を使用したキャットウォークが設置され、猫たちが滑らず、快適に遊べる工夫がなされています。

また、壁面を利用したオリジナルのケージの側面はキッチンパネルを使用していて、こちらもふき取り可能です。室温・空調はエアコンで管理。除菌・消臭には次亜塩素酸水を使用しています。気になる嫌なニオイはありません。猫専用ルームの隣には明るいサンルームがあり、十分な運動と日光浴が楽しめます。

「猫たちにとって快適な飼育環境をつくりたくて、設計士さんと相談しながら、約5カ月間かけて完成させました。納得のいく猫専用ルームができました」と鵜飼ブリーダー。都会の住宅地にありながら、猫たちにとって理想的な環境を整えている猫舎です。

ブリードの考え方

「サイアミーズをこよなく愛する人にお譲りしたいので、健全であることはもちろん、純粋なサイアミーズ同士で交配をしています。この純粋な血統を守りながら、魅力溢れるサイアミーズを広めていきたいです。また、性格を重視しているので、人懐っこく育つよう手をかけて育てています」と鵜飼いブリーダー。

現在はラインブリード(系統交配)が中心ですが、血統を見ながらアウトブリード(異系交配)も取り入れています。カナダ、ハワイなど海外からも猫を輸入し、血が濃くならないように努めています。また、キャットショーにも定期的に参加し、よりスタンダードに近い繁殖を目指しています。海外のブリーダーとも交流を持ち、つねに最新の情報を入手しながら繁殖に役立てています。

遺伝的疾患についての対応

サイアミーズは網膜が萎縮、変性し、最終的に失明してしまうPRA(進行性網膜萎縮症)や先天性代謝異常症であるニーマンピック病などの遺伝的疾患が指摘されています。それらの継承を防ぐためには、その遺伝子を持たない猫で繁殖をする必要があります。

「わが家の血統にはそのような遺伝的疾患を継承している猫は見当たらず、その健全さを保ちながら繁殖をしています。年に一度のワクチン接種の時には念入りに健康診断をし、健康には留意しています。家族に獣医師がいるので、何かあれば相談しながら対応しています」と鵜飼ブリーダー。飼い主にとって安心できる対応をしている猫舎です。

引き渡しまでの生活環境

出産が近くなると、母猫はリビングに移動します。約1週間前から、設置したテントケージに入ることに慣れてもらいます。そこで、鵜飼ブリーダーに見守られながら出産をします。子猫の離乳は生後1カ月すぎを目安にしていますが、興味をもって食べ始めるのを待ちます。

「早い時期から離乳をするとお腹を壊すことが多いので、ある程度は自然に任せています。そのほうが内臓の機能も整っていて、結果的にスムーズに離乳ができます」と鵜飼ブリーダー。

子猫たちはよく食べて、よく遊び、よく寝て、すくすくと成長していきます。その成長を見ながら、母猫と子猫を猫専用ルームへと移動をさせます。生後60日で1回目のワクチン接種。生後90日で2回目のワクチン接種をします。その間、母猫や兄弟姉妹と遊びながら、さまざまなことを学んでいきます。お引き渡しは基本的に生後3カ月以降から可能となります。こうして子猫たちは新しい家族のもとへ巣立っていきます。

しつけ・お手入れ・アフターフォロー

「サイアミーズは短毛なので、お手入れは楽です。

お引き渡し時にお手入れ方法など必要なことを説明しています。子猫の生涯に渡ってサポートをしているので、わからなことがあればいつでも聞いていただければアドバイスさせていただきます」と鵜飼ブリーダー。とても頼りになるブリーダーです。

猫舎トピックス

母猫の出産は基本的に1年に1回なので、常時子猫が産まれているわけではありません。出産情報はWebサイトに掲載します。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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