かわいいだけじゃない! 全犬種で知的レベルもトップクラスのプードル

[2018/03/12 2:00 pm | 編集部]

ペトハピ編集部が実際に取材し、自信をもって紹介できる “真の優良ブリーダー” です。 掲載基準はこちらからご覧いただけます。

犬種:プードル
犬舎名:ATLANTIS POODLE犬舎(アトランティスプードル)
ブリーダー/動物取扱責任者名:北村 美香
登録情報:第110286号(販売)
繁殖歴:22年
住所:神奈川県小田原市
メール:Webサイトの「Contact」から
Webサイト:http://www.atlantis-poodle.com/poodle/

神奈川県・小田原市にある「ATLANTIS POODLE(アトランティスプードル)」犬舎。ここは英国系トイプードルとミニチュアプードルのブラックとブラウンを専門に繁殖する犬舎です。息子たちを育て上げ、その後の人生をトリマーとして過ごそうと考えていたところに出会ったのが4カ月のブラウンのトイプードルでした。繁殖をするという条件で譲ってもらったことで、ブリードを始める大きなきっかけとなります。

ドッグショーに参加しながら、トリマーのA級ライセンスを取得。知識と技術、経験を積みながら、専門学校講師も務めるようになり、2009年には自宅近くにトリミングショップの「ドッグサロン アトランティス」をオープンしました。そして5年前、17年という歳月を過ごした師匠の元を離れて新しいプードルづくりを始めます。

「ヨーロッパから遺伝的疾患のないプードルを迎えました。健全性はブリーダーである以上、絶対に追求するべきことだと考えます。美しくあり、健康であること。ショードッグとして、愛玩犬として、みなさんに愛されるプードルを産出していきたいです」と北村ブリーダーは話します。国内はもとより、オランダ、チェコ、オーストリア、オーストラリアへも子犬が渡り、活躍の場を広げています。ワールドワイドを視野に入れたブリードを展開する犬舎です。

プードルの特徴と魅力

プードルの発祥はロシアまたは中央アジア北部です。長い時間をかけてさまざまな犬と交配を繰り返しながら、ヨーロッパを横断していきます。ドイツからフランスに入ったころには、現在のプードルの形になっていたと言われています。フランスではプードルを国犬としているため、原産国だと思われてきましたが、歴史的研究が行われたことで徐々に発祥が判明していきました。

プードルは水猟犬としてカモ狩りをしたり、荷車を引いたりする使役犬で、そのころから関節などを保護するために独特なトリミングを施されていました。それが、いまのトリミングスタイルの基礎になっています。17世紀になるとフランスの上流階級で、サイズの小さいトイプードルが愛玩犬として多くの人に愛されるようになりました。プードルはスタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイなどサイズの違いはありますが、身体構成や訓練性能、知能、性格は共通しているため、同じプードルと分類されています。体長と体高がほぼ同じスクエアの構成で、頭がよく、運動能力が高く、とても好奇心が旺盛な犬種です。

「わが家のプードルはかわいいというよりも美しいという表現が相応しいと思います。身体的な骨格構成が非常に優れていて、国内外のアジリティー競技会でも活躍しています。落ち着きがあり、吠えないという訓練性能もよいです。また、専門としている毛色のブラックもブラウンも毛艶があり、輝く被毛が自慢です」と北村ブリーダー。

確かに、この犬舎のプードルは凛とした雰囲気でとても美しく魅力的です。膝や骨格もしっかりとしています。とても健康的で、プードルがかつて猟犬であったことを感じさせます。先人たちが繋いできた「品種の保存」をきちんと視野に入れた繁殖をしています。知的レベルは全犬種の中でもトップクラスというプードルです。飼い主のよき伴侶となることでしょう。

飼育環境

この犬舎の犬たちが主に過ごしているのは、北村ブリーダーが経営するトリミングショップです。トリマーである北村ブリーダーが仕事をする営業時間中は、そこで過ごしています。そこにはいくつかのケージが設置されていますが、用途や状況に応じて使用しています。床はクッションフロアが敷かれていて、滑らない仕様になっています。室内環境は、エアコンと空気清浄機を使用し、温度管理と空気環境を整えています。とくに消臭剤などは使用していませんが、室内に嫌なニオイもなく快適な飼育環境になっています。

「閉店後は、すぐ近くにある私の自宅に全員連れて帰ります。それぞれにケージを用意していますが、ほとんどフリーで過ごしています。基本的に寝るときも一緒です。どこにいくにも一緒のときが多いですね。」と北村ブリーダー。しかしながら、決して過保護に育てているわけでなく、しっかりと躾もしています。犬たちの生き生きとした姿やコマンドを実行する姿からは、とても充実した毎日を過ごしていることを感じます。北村ブリーダーが飼育環境を整え、わが子のように犬たちに愛情を注いでいます。その思いはしっかりと犬たちに伝わっているようです。

ブリードの考え方

「まず、何よりも健全であることを追求しています。両親犬に健康上の問題がないことが大切です。そのうえで、本来のプードルらしい骨格構成、性格などを重視してブリードをしています。血統や容姿は自分の好みを大切にしていますが、よりスタンダードに則したプードルを産出できるように努力しています。いずれ、イギリスチャンピオンやヨーロッパチャンピオンを我が家から出したいですね」と北村ブリーダーは話します。

交配はラインブリード(系統交配)とアウトブリード(異系交配)で、最近はヨーロッパから迎えたプードルとの交配が多いそうです。海外のブリーダーとの交流も多く、つねに最新の情報を入手しながら、よりよいブリードを心がけています。健全性と血統をしっかりと考えた信頼できるブリーダーといえます。

遺伝的疾患についての対応

「プードルはPRA(進行性網膜萎縮症)やDM(変性性脊髄症)などの疾患が心配されます。PRAとDMについては、オーストラリアの機関でDNA検査をし、問題のない親犬だけをブリードのラインに入れて交配しています。PRAの遺伝子を親から引き継いでいた場合、早い子は3歳で発症し、4歳には見えなくなることがあります。残念ながら治療法は見つかっていません。不幸な子犬を増やさなためにも、親犬の検査は必須です。また、膝蓋骨脱臼もプードルには多く、遺伝性のものもあるので問題がないことが必須です。遺伝的疾患への対応は、すべてのブリーダーの使命だと考えます」と北村ブリーダーは話します。

また、プードルは欠歯が多く見られるため、ブリードのラインに入れる犬は生後4カ月くらいに必ずレントゲンで検査し、問題がないかどうかを確認しています。そのほか、年に1回のワクチン接種時には健康診断を受けています。飼い主にとって、とても信頼できる対応をしているブリーダーです。

引き渡しまでの生活環境

母犬の出産は、状況に応じてトリミングショップか自宅のどちらかでしています。ほかの犬たちに覗かれると嫌がる母犬もいるので、3段ケージの最上階を産室として使用しています。北村ブリーダーに見守られながら、母犬は安心して出産をします。子犬たちも母犬と北村ブリーダーの愛情とサポートを受けながら、すくすくと成長をしていきます。

「わが家で産まれた子犬はヨーロッパの考え方に賛同して、断尾や狼爪を取ることはありません」と北村ブリーダー。自然な姿を尊重しています。

子犬たちは成長とともにケージの下段に移動させ、少しずつほかの犬たちが過ごす飼育環境に慣らしていきます。離乳食は母犬の食事に興味を持つようになってから与えています。トイレも母犬の姿を見ながら覚えていきます。生後60日で1回目のワクチン接種を受け、それと同時にマイクロチップを装着します。その時期まで母犬と兄弟姉妹、そのほかの犬たちと過ごし、よく食べて、よく遊んで、よく寝て、たくさんの愛情を受けながら過ごします。もちろん、北村ブリーダーもたくさんの愛情を注ぎます。

「飼い主さんへのお引き渡しは、生後75~80日以降です。初めて犬を飼う方にはパピートレーニングをオススメしていますので、それが終了してからという場合もあります。ですが、基本的にはいつまでいてもらってもよいと思っています(笑)」と北村ブリーダー。巣立つときはいつも心の準備が大変だそうです。愛情たっぷりに育てられた子犬たちは、しっかりと社会性を身につけて、新しい家族のもとへ巣立っていきます。

しつけ・お手入れ・アフターフォロー

お引き渡し時にはきちんと契約書を交わしています。健康診断書やいろいろな情報を記載したペットパスポート(JKC作成)、子犬の育て方について書いてある冊子も渡しています。子犬が幸せで、飼い主が幸せであればという思いから、アドバイスやご相談は24時間受け付けているそうです。また、トリミングサロンの利用、ペットホテルとしての利用(この犬舎出身のプードルのみ)も可能です。飼い主としてはとても安心できる対応です。ペット保険の代理店もしているので、心配な方は相談もできます。

犬舎トピックス

少数のプードルで繁殖をしているため、子犬がつねに産まれているわけではありません。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。前述したとおり、北村ブリーダーはトリマーのA級ライセンスを持っており、「ドッグサロン アトランティス」を経営しています。また、JKC公認の神奈川南ドッグフレンズクラブの代表でもあります。詳細はWebサイトをご覧ください。

[編集部]