日本でもアメリカでも人気ランキング上位の常連アメリカン・ショートヘア

[2016/12/2 12:05 | 編集部]

ペトハピ編集部が実際に取材し、自信をもって紹介できる “真の優良ブリーダー” です。
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猫種:アメリカン・ショートヘア
猫舎名:Cattery Amour(キャッテリー アムール)
ブリーダー/動物取扱責任者名:岩田麻奈未
登録情報:14東京販売 第002689号
繁殖歴:9年
住所:東京都大田区
メール:iwama73@yahoo.co.jp
Webサイト:http://www.manamis-kitchen.com/cat-top0.htm

東京都・大田区の平和島駅にほど近い住宅地の中にある「Cattery Amour(キャッテリー アムール)」。一般家庭の中での繁殖で、猫たちはリビングと隣の広い居間を中心に暮らしています。「いつも人のいる空間で一緒に過ごしているので、人懐っこく、愛らしい性格の猫達です」と岩田ブリーダー。自家繁殖のペットショップから初めてアメリカン・ショートヘアの雌猫を迎え、その後、繁殖をしたいと考えるようになり雄猫を迎えました。残念ながら相性が悪く繁殖には至りませんでしたが、ご縁がありキャットショーにも参加しているブリーダーより猫を迎えることになりました。

キャットショーはとても新鮮で、それまで知らなかった世界でした。そして、自分でも産まれた猫をキャットショーに出してみたいと考えるようになり、ブリーダーとしての道がスタートしました。「1回の出産で終えるつもりでしたが、キャットショーの世界がとても楽しく、今もブリーダーを続けています」と岩田ブリーダー。定期的にキャットショーに参加し、スタンダードを確認しながら、しっかりとした繁殖をしています。

アメリカン・ショートヘアの特徴と魅力

「アメショー」の愛称でお馴染みの「アメリカン・ショートヘア」は、世界中の愛猫家から人気のある猫種です。約400年前にイギリスの開拓民の船であったメイフラワー号に乗り、アメリカ大陸に渡った猫の祖先と言われています。1966年ごろにアメリカン・ショートヘアという名称になりました。昔は、船内でネズミを捕らえる使役を担っていたワーキングキャット(働く猫)であったため、運動能力が高く、動くものには敏感で好奇心旺盛です。強固な足を持ち、筋肉質で、どっしりとした体格が特徴的です。長い間、外猫として順応してきたため、被毛は厚く、短く密生していて、湿気、寒さ、皮膚の怪我を防ぐのに役立ちます。個体として完全に成長するのは3~4歳ころで、ゆっくりと成長する猫種です。

「わが家のアメリカン・ショートヘアは、何と言っても人懐っこいのが自慢です。本来言われている性格からはちょっと外れるかもしれませんが、日ごろからのんびりしていて、あまり活発ではありません。基本的に抱っこが好きで、甘えん坊な性格です。食欲旺盛でぽっちゃりという表現が似合う体格が、より愛らしさを感じる部分であると思っています」と岩田ブリーダー。

確かに、初めての人にも友好的で、体をすり寄せて甘えてきます。体型も丸いという印象で、とても愛らしいです。アメリカン・ショートヘアらしさである、がっしりした体格、骨の太さ、顔の大きさ、開いた耳、スクエアなマズル(鼻口部)など、よりスタンダードに近い猫を産出することを追求し、また、毛色に合った美しい目色にもこだわりを持ちながら、魅力あふれるアメリカン・ショートヘアを産出するブリーダーです。

飼育環境

自宅兼猫舎は駅に近い場所にありながらも、とても静かな環境です。飼育頭数は少なく、猫たちは2Fのリビングと、隣の広い居間でのびのびと暮らしています。ソファーの上でくつろいだり、窓から外を眺めたり、ピアノの下で寝ていたり、それぞれ自由気ままにストレスフリーで過ごしています。居間にはいくつかのゲージが設置され、繁殖を制限するために雄猫と雌猫と交互に使用しています。そのゲージのまわりにはキャットショーで猫が獲得した色とりどりのリボンが飾られていて、とても華やかです。

各部屋にはエアコン、空気清浄機、加湿器が完備され、必要に応じて使用されています。夏場はエアコンを使用しますが、冬場は床暖房とガス暖房を併用して、室内は快適な温度が保たれます。殺菌・消毒には次亜塩素酸水、消臭には市販されている消臭剤が使用され、清潔に環境を整えています。猫たちの健康をさまざまな角度から考えた、快適な飼育環境です。

ブリードの考え方

「健康を第一に考えて、基本的に母猫の繁殖の間隔は8~10カ月空けています。回復には個体差がありますので、体調を見ながらそれ以上空けるケースもあります」と岩田ブリーダー。親猫の健康が子猫に関係するため、健康管理には特に気を使っています。国内で繁殖された猫同士のラインブリード(系統繁殖)を基本とし、アメリカン・ショートヘアらしさを追求する繁殖を心がけています。
※ラインブリードとは3代、4代、5代内で同じ祖先をもつ猫同士の交配を意味します。

遺伝的疾患についての対応

アメリカン・ショートヘアは遺伝的疾患の少ない猫と言われています。猫種を形成する初期段階でさまざまな猫と交雑されているので、徐々に遺伝的疾患を排除してきたのです。しかしながら、まれにPKD(多発性嚢胞腎)という遺伝的疾患をもつ猫がいると言われています。この遺伝子を持っていると生後1~2カ月ごろから液体が入った袋(のう胞)が腎臓に発生します。数が少なく小さければ大きな影響はないのですが、数が多かったり、大きくなったりした場合は、成長するにしたがって腎臓の機能が低下していき、最終的に慢性腎不全まで進行してしまう病気です。現在は有効な治療法がないので、対処療法で対応するしかありません。早期の発見・治療が必要な疾患なのです。

また、バレンタインハート(肥大型心筋症)もわりと出やすいと言われています。原因不明な疾患で、初期の症状としては、心臓の雑音や不整脈がみられるので、気になる人は日ごろから聴診で調べておくとよいでしょう。

「わが家では今までこのような遺伝的疾患をもつ子猫は出ていませんので、親猫の遺伝子検査や超音波検査はしていません。もし問題があれば、早急に対応します」と岩田ブリーダー。毎年のワクチン接種時には、きちんと健康診断を受けて、親猫の万全な状態を保ちながら繁殖をしています。基本的に健康的な猫種ですので、病気に関して多くの心配がいらない猫種と言えるでしょう。

引き渡しまでの生活環境

出産が近くなると居間のゲージに産室が設置されます。そこで母猫は岩田ブリーダーに見守られながら出産をします。子猫がヨチヨチと歩き始める生後3週間くらいにサークルを設置し、子猫がその中を自由に動けるようにします。そして、自力でサークルを乗り越えて出てきたら、居間の出入り口に柵を設置し、自由に遊べるようにします。その後、その柵を乗り越えるようになったら、リビングも開放します。子猫の成長に合わせて、段階的に行動範囲を広げていきます。

母猫や兄弟姉妹はもちろん、リビングには他の成猫もいますので、一緒に過ごしながら社会性を学んでいきます。人と共生していますので、人に慣れることや生活音に適応することも自然に身についていきます。生後60日で1回目のワクチン接種。その14日以降に引き渡しが可能になります。母猫やほかの成猫、岩田ブリーダーの愛情に包まれながら、こうして子猫たちは新しい環境へと巣立っていきます。

しつけ・お手入れ・アフターフォロー

引き渡し時には契約書と説明書が渡されます。その際には、お手入れなどの方法もアドバイスしてもらえますが、アメリカン・ショートヘアは短毛種ですので、お手入れはかなり簡単です。室内での飼育ですから、シャンプーもブラッシングもそんなに頻繁に行わなくても大丈夫です。汚れたら拭いてあげる程度で問題はありません。爪切り、耳掃除などは定期的にしてあげるとよいでしょう。何かあればいつでも相談に乗ってもらえます。お手入れが簡単なので、初めて猫を飼う方にもオススメの猫種です。

猫舎トピックス

飼育頭数が少ないため、繁殖の頻度はあまり多くありません。つねに子猫がいるわけではありませんが、興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

[編集部]