太鼓判ブリーダー日記Vol.32

野良猫さんがやってきた

[2019/06/04 6:01 am | Cattery Amangroup/阪根美果]

春の訪れとともに、わが家の女の子たちにも春がやってきました。そう、発情期です。長毛種の女の子の発情は短毛種に比べてとても静かなのですが、それには個体差があり、わが家でもごく稀に大きな声で鳴く賑やかな女の子がいます。数日前から発情期がきて、少々賑やかに。

わが家は動物病院の上にあるので、夜中など耳を澄ますと入院している犬や猫の鳴き声が聞こえることがあります。でも、それは1Fの天井から上に伝わることで聞こえています。クルマが多く通る道に面しているので、その賑やかさで外に鳴き声が聞こえることはほとんどありません。ですが、動物の聴力は素晴らしい。わが家の女の子の声が聞こえたのか、ある日、玄関のドアにオスの野良猫さんがスプレーをしていったのです。わざわざ2Fまで階段を上がってきたのです。

これには困りました。ニオイがきつい。さすが野良猫さんです。たくましいニオイです(笑)。でも、これが日常化してしまうとこの建物のオーナーさんにも迷惑をかけるし、ご近所さんにも迷惑になるので、さっそく掃除をして対策をしました。玄関ドアと階段は水洗いして、その後、消臭剤をこれでもかというくらい撒きました。さらに、超音波で動物を避ける「アニマルバリア」を購入し、それを設置しました。その効果は素晴らしかったです。その後、まったく野良猫さんは来なくなりました。

後日、その猫はご近所さんがご飯を与えている地域猫さんということがわかりました。どうりでコロコロ体型なわけです。去勢はしていないようなので、あちこちの家でスプレーをしているかもしれません。近いうちにご飯を与えている方に去勢手術をするメリットなどをお伝えして、手術ができたらよいと考えています。

[Cattery Amangroup/阪根美果]