太鼓判ブリーダー日記Vol.31

なぜそのトイレしか使わないの?

[2019/05/27 6:01 am | Cattery Amangroup/阪根美果]

わが家のメインクーンの女の子部屋にはトイレが6個あります。部屋には上下運動ができるようにと、木製ケージが左右に2個ずつ。その一番下の段にトイレがあるので4個はそこに。あとの2個はケージの外に置いてあります。

しかし、6頭の女の子が使うのは3個だけです。集中すれば汚れているわけですが、それを上手によけながらトイレをするのです。トイレの種類も同じだし、猫砂も同じ。毎回キレイに掃除をするので、それほどニオイも残っていないはずなのですが……。違うのは場所だけです。落ち着く場所なのかもしれませんが、「猫もトイレの方角などを気にするのだろうか」と思うことがあります。

人間のトイレは家相や風水で鬼門や裏鬼門のトイレは大凶とされています。上下水道や浄化槽などが整備されていなかったころは、衛生的な問題が大きかったので「不浄の場」とされていました。わが家の祖母はトイレをいつも「御不浄」と呼んでいました。ですから、昔は家を建てるときには、トイレの位置をとても気にしたのです。

鬼門や裏鬼門のトイレだけでなく、窓のないトイレ、玄関の真正面にあるトイレ、玄関の真上にあるトイレ、暗いトイレもよくないといわれています。窓のないトイレは換気ができないため、悪臭や悪い気がその場に留まるのでよくない。玄関はよい気も悪い気も入ってきますが、玄関の正面にトイレがあると悪い気が一気にトイレに駆け込むのでよくない。玄関の真上も同じ。トイレが暗いのはそれだけで悪い気が溜まるのでよくないそうです。

わが家の猫たちは、猫部屋の入口真正面の3個のトイレは誰も使いません。奥の3個のトイレだけを使います。部屋の入口は私が出入りするので落ち着かないということもあるかと思いますが、もしかしたら、猫は感覚が鋭いのでそういう悪い気を感じているかもしれません。ちなみに私が使うトイレは、玄関の真正面です(笑)。

[Cattery Amangroup/阪根美果]