太鼓判ブリーダー日記Vol.21

猫がシステムトイレを嫌う理由

[2018/09/18 6:00 am | Cattery Amangroup/阪根美果]

太鼓判ブリーダーが猫たちとの暮らしをご紹介。ほのぼのした日常やブリーダーならではの話など、いろいろな日常をお届けします。今回はメインクーンのブリーダーCattery Amangroup/阪根美果さんです。

わが家のオーナーさんからときどき相談を受けるのですが、「急にトイレを使わなくなったのですが、どうしたらよいですか?」ということです。その場合はまず「どんなトイレを使っていますか?」と聞くのですが、ほとんどの場合、システムトイレを使用しているという返答なのです。私がシステムトイレを付属の消耗品とともに使用したときにまず感じたことは、ニオイに敏感な猫は使用しなくなるということでした。 猫砂の表面がコーティングされているため、おしっこがそのまま猫砂とすのこを通過して下に落ちるのですが、使用頻度が増すほどニオイが残ります。また、下のシートやシーツがある程度の期間は取り換え不要ということなのですが、やはり使用頻度が増せばニオイがしてきます。どうやらそのニオイを敏感に感じているようなのです。 そして、さらに観察していると、数匹の猫はトイレから出てくるたびにお尻周りの毛をグルーミングしていました。ある日、触ってみると広い範囲がおしっこで濡れていたのです。猫砂がコーティングされていて水分を吸収しないために、勢いよくおしっこをする猫の場合は跳ね返りがあることがわかりました。それを嫌う猫は徐々に使用しなくなりました。
わが家ではいまだにシステムトイレを使用していますが、水分を含むと崩れるタイプの猫砂に変えました。おしっこをした部分が崩れて、すのこの下に落ちます。そして、下にはペットシーツを敷いて、毎日交換するようにしました。いまは問題なく使用しています。 人間の手間を省くことを優先した商品開発は、猫にとってはお気に召さないことも多々あります。まずは猫目線で考えて、それを優先した商品のほうが、ロングランになると思うのですが……。
[Cattery Amangroup/阪根美果]