太鼓判ブリーダー日記Vol.20

猫に噛まれたら即病院へ行こう

[2018/09/11 6:00 am | Cattery Amangroup/阪根美果]

太鼓判ブリーダーが猫たちとの暮らしをご紹介。ほのぼのした日常やブリーダーならではの話など、いろいろな日常をお届けします。今回はメインクーンのブリーダーCattery Amangroup/阪根美果さんです。

ロシアから来た1歳になる女の子をシャンプーしようとお風呂場へ連れていきました。ブラッシングで抜け毛を落として、クリーム状の油落としを付けて……。ここまではご機嫌でゴロゴロ言いながら楽しそうにしていたのです。しかし、シャワーを出したとたん、彼女は音と水に驚いてパニック状態になってしまい、お風呂場を縦横無尽に飛び回ってしまいました。彼女はシャンプーに慣れていなかったようです。 静止することもできず、私はそのまま彼女が落ち着くのを待ちました。しばらくして、隅にうずくまって落ち着いてきたので触ろうとすると、「ガブッ」と左手の中指を噛まれてしまったのです。流血しながらも油落としが付いた彼女をそのままにしておくことはできないので、洗面器にお湯を溜めては流し、なんとか終えることができました。もちろん、この状況から考えるとドライヤーも無理。タオルドライして自然乾燥することにしました。
噛まれた傷は5ミリ程度。中指と手の甲が腫れてきてはいましたが、大丈夫だろうとそのままにしていました。ところが2日後の深夜になると熱が出てきて、中指と手の甲はさらに腫れあがり、肘や肩の付け根まで痛みが出てきてしまいました。そこで、あわてて救急医療センターに行き、血液検査を行い、破傷風と抗生剤の注射等で治療をしてもらいました。「症状が変わらない、あるいは酷くなるようなら、かかりつけの内科に行き治療をしてください」とのこと。数日、様子を見ることになりました。 しかし、その4日後の早朝から40℃近い高熱・震え・吐き気・下痢に見舞われました。すぐに近くの内科に行きました。検査の結果は原因不明。海外から来た猫の場合は、菌の特定が難しいそうです。今までとは違う抗生剤を飲み様子を見ることになりました。 その後、いくつか抗生剤を変えながら治療し、徐々に症状は緩和されていきました。噛まれてから4週間かかってやっと落ち着きました。腫れていた中指と手の甲も少しずつ治まりましたが、なぜか脱皮をするように左手の皮がすべて剥がれました。それほど菌が強かったのかと恐ろしさを感じたのでした。 5ミリの傷でもあなどるなかれ……。飼い猫でも噛まれたときにはすぐに病院へ行きましょう。
[Cattery Amangroup/阪根美果]