ペット終活のすすめ File 8

【ペットの終活】第8回「ペットの終活のすすめ」総まとめ

[2017/2/9 06:02 | 阪根美果]

やるべきことの整理

これまでご紹介した内容から、飼い主であるあなたのやるべきことが見えてきたと思います。やるべきことを実現するためには、それらを整理し、いつまでに実現するかという目標を設定する必要があります。優先順位を考えながら、余裕を持ったスケジュールを決めていきましょう。下記の手順で進めていくと、きちんと整理しながら達成することができます。

1.大きめの付箋紙を用意して、やるべきことを1枚にひとつずつ書いていきます。
2.できるだけ具体的な内容で記入します。
3.ノートや大きめのコピー用紙などを用意し、優先順に並べて貼っていきます。
4.それぞれに開始予定日と終了予定日を記入していきます。
5.やるべきことが終了したら、ノートから付箋を外します。

ノートから付箋紙がすべてなくなれば、やるべきことは終了です。あとは、ペットと一緒にやりたいことを思い切り楽しむだけです。

ペットと一緒にやりたいことの優先順位づけ

ペットとの毎日をもっともっと充実したものにするために、ペットと一緒にやりたいことの洗い出しをしましょう。飼い主もペットも元気なうちにしかできないこともたくさんあります。どんなに小さなことでも、やりたいと思ったことは実現することが大切です。優先順位を考えながら、ひとつひとつかなえていきましょう。下記の手順で進めていくと、具体化され、実現の可能性を高めることができます。

1.大きめの付箋紙を用意して、ペットと一緒にやりたいことを1枚にひとつずつ書いていきます。
2.できるだけ具体的な内容で記入します。
3.書き出したものを優先順位に並べていきます。
4.ペトハピライフノートの「ペットと一緒にやりたい30のリスト」に記入します。
5.ペットと一緒にやりたいことが終了したら、□にチェックをいれます。

ペットと一緒にやりたいことは何度も繰り返してもかまいません。終了したものでも意欲がでたら、チェックをはずして復活させましょう。楽しいことなら何度でも。何よりも一緒に楽しい時間を過ごすことが目的なのですから。
※余命がわずかとわかっている場合には、「残りの時間を楽しく過ごす30のリスト」に記入します。ペットの状態や気持ち、飼い主であるあなたの気持ちも取り入れながら、楽しく過ごせることを考えていきましょう

ペトハピライフノートであなたの愛を形に

ペトハピライフノートは、飼い主であるあなたのペットに対する愛情を形にできる記入式のノートです。ペットの健康・美容・食事はもちろん、ペットとの出会い、名前の由来、思い出などを書き入れていきます。また、介護・延命治療・葬儀・お墓、もしもの事態にペットを託す人や遺産などについての考えを記入する欄もあり、ペットの生涯に関わる内容を網羅しています。

まずは「ペットの終活のすすめ」の全8回をご覧いただき、飼い主であるあなたの考えをまとめます。そして、記入できる項目から書き入れていきます。難しい項目もありますが、家族の一員である大切なペットのためにしっかりと考えて記入していきましょう。

すべての項目の記入が終わったら、あとはペットと一緒にやりたいことを実践するだけです。おおいに楽しんでください。

ペトハピライフノートには、あなたのペットに対する思いがたくさん詰まっています。あなたの愛情を形にすることができます。誰にでも簡単にできますので、ぜひ始めてみてください。
※記入方法などの詳細は「ペットの終活のすすめ」の第4回「ペトハピライフノートを作成する」をご覧ください。

終わりに

最後までお読みいただきありがとうございます。この「ペットの終活のすすめ」を通じて、できるだけ後悔のない、ペットとの素晴らしい時間を過ごしていただきたいと願っています。はじめにもお伝えましたが、ペットは人間の4倍のスピードで歳を重ねていきます。単に時の流れに身を任せているだけだと、あっという間にペットは虹の橋を渡って旅立ってしまいます。だからこそ、愛するペットと共に生きる時間を「どう生きるのか」を真剣に考えていただきたいものです。

飼い主であるあなたは、ペットと出会ってから今日までどんなふうに過ごしてきましたか? いままでを振り返り、そしてペットとの未来をこんなふうに生きていきたいと思い描くことができたなら、これから先はもっと楽しく幸せな時間を過ごすことができます。

生まれてから死ぬまでという「命」の時間を軸として物事を考えることで、その折々に「やりたいこと」や「やるべきこと」が見えてくるでしょう。ペットとの満ち足りた時間が多くなればなるほど、ぽかぽかと心の中が暖かくなり、やがて訪れるペットとの別れを「ありがとう」という感謝の気持ちで迎えることができることでしょう。

私はペットに関わる仕事以外に、人間の葬儀社と霊園で仕事をしていた時期があります。ご遺族と接することはもちろん、そのご遺体を葬儀日までサポートさせていただくこともありました。終活や生前整理、また遺品整理、墓じまいなども経験し、その中で「人生とは」ということを何度も考えさせられる場面に出会いました。そこには幸せな終焉もあり、また、そうとは思えない終焉もありました。自分自身では祖父母との別れや、若くして両親との別れも経験し、そのときごとにさまざまな思いを巡らしました。そして、愛犬・愛猫との別れも何度か経験し、その中で学んだことが、この終活の源になっています。

人間もペットも命には限りがあります。その終焉を意識して生きることで、人生も愛するペットとの時間も、今よりももっと輝くと思います。「ペットの終活のすすめ」は、「死」ではなく「生」がテーマです。限りある命を意識することで、あなたとペットとの毎日がより満ち足りたものへと変わっていきます。それを実現するひとつの方法だと思っていただければ幸いです。

[阪根美果]