ペトハピライフノートとは
ペトハピが考えるペットの終活には、ふだんから必要な情報を整理してまとめておくことが大切です。そのために、ペットのための「終活ノート」を作成しましょう。まずは終活用にノートを1冊準備して、ペットの名前・性別・誕生日などの基本情報、思い出や一緒にやりたいことなどのペットとの関係の整理、さらに介護・治療・葬儀・供養など終末期における考え方など、「ペット終活のすすめ」でご説明した内容を参考にして、自分の思いを自由に記入してください。記入サンプルをご用意していますので、参考にしてください。
以下は、「ペトハピライフノート」を例に、記入方法や取り扱い方などを説明していきます。
ペトハピライフノートの書き方
ペトハピライフノートは「ペットの基本情報」「ペットと飼い主に関すること」「終末期関連」の3つの項目に分けられています。
1.ペットの基本情報
名前、性別、生年月日、血統書、マイクロチップ、避妊去勢手術、ワクチン接種、ホームドクター、ペット保険、病歴、アレルギー、飼育上の注意、散歩、美容、ペットホテルなど。
2.ペットと飼い主に関すること
ペットとの出会い、ペットの名前の由来、思い出、ペットと一緒にやりたいことなど。
3.終末期関連
介護、延命治療、葬儀、供養の希望など。
書き方のアドバイス
ペトハピライフノートは何度書き直してもOKです。記入欄が足りなければ、別の用紙に記入して貼り付けたり、書きたい項目がたくさんあれば、別のノートを作成してもいいでしょう。大切なのは、ノートを作成することを愛するペットとともに楽しむことです。ゆっくり思い出を作りながら、作成していきましょう。
・ゆっくり時間をかけて書く
ペトハピライフノートはどこから記入してもOKです。また、締め切りはありませんのでゆっくり作成しましょう。
・緊急時に必要な情報から記入していく
ホームドクター、保険、病歴など緊急事態に対応できるようにしましょう。
・何度書き直してもOK
時間の経過とともに変わる情報もあります。鉛筆で記入してその都度、書き直すといいでしょう。
・家族と情報を共有する
特に介護、延命治療、葬儀、供養の希望などは家族みんなで話し合って記入するようにしましょう。
・保管場所を決めておく
ノートの保管場所を決め、家族や必要なときに見てもらう人と共有しておきましょう。
ペトハピライフノートのメリット
ペトハピライフノートは、書くことにより多くのメリットがあります。
1.ペットと自分の関係性を客観的に見つめることができる
ペットとともに生きることの意味を発見できたり、ペットとの関係性を改めて見直すことができます。前向きに生きる勇気と元気をくれます。
2.ペットとの生活でやり残したこと、ペットとこれからやりたいことが見つかる
ペットの気持ちに寄り添いながら、飼い主が自分の心と向き合うことで、毎日のペットとの生活が変わります。ペットにもしものことがあったとき、できるだけ後悔のないように、日々、充実した時間を過ごす大切さに気が付きます。
3.ペットを介して家族間の交流が深まる
ペットに対する想いやペットとの思い出を整理することを通じて、自然に家族との会話が増えて交流が深まります。
4.もしものときにペトハピライフノートひとつで情報が共有できる
飼い主が不在のときでも、このノートひとつでさまざまな情報を共有することができます。飼い主以外の人でも、もしものときにこのノートを活用することで、質の高い対応が可能になります。
ペトハピライフノートを手に入れよう
ペトハピで制作した冊子版「ペトハピライフノート」もご用意しています。あらかじめ必要な項目をすべて盛り込んでありますので、多岐にわたる情報を、質問に答えるかたちで記入できます。価格は500円(税別・送料無料)にて販売していますので、必要な方は下記よりご購入ください。
※クレジットカードのご利用を希望されない場合は、ペトハピのライフノート係(life-note@pet-happy.jp)までご連絡ください。
◆冊子版のご購入はこちらから◆
また、「ペット終活のすすめ」を1冊にまとめたテキストと「ペトハピライフノートをセットした「ペットの終活セット」もご用意しております。価格は900円(税別・送料無料)にて販売していますので、必要な方は下記よりご購入ください。
◆ペットの終活セットのご購入はこちらから◆
第5回のテーマは「写真・画像を整理する/思い出を整理する」です。写真・画像の整理法や思い出BOXの作成について紹介していきます。
「ペットの終活」連載一覧
第1回 ペットの終活は必要ですか?
第2回 もしもの事態に備えてホームドクターをつくる
第3回 ペット保険とペット信託で万が一に備えよう
第4回 ペトハピライフノートを作成する
第5回 写真・画像データを整理する/思い出を整理する
第6回 要介護状態になった場合を考える
第7回 「供養スタイル」を検討する
第8回 「ペットの終活のすすめ」総まとめ