総合AI生成サービス「FlexClip」で窓猫の画像を作成してみた

猫を探してのサイクリング、猫サイクリング。

猫サイクリングに行くと必ずやることがあります。窓猫探しです。窓の向こう、つまり家の中で日向ぼっこしていたり寝たりしている猫を探したりします。

たとえば、以下のような感じで、猫が窓際にいます。それを見て癒される感じ?

窓の向こうに猫発見! 窓猫!
窓猫がこっち見てる〜!

といった感じで窓猫探しの猫サイクリング。

……ここで「え〜っ?」って思った方があるかもしれません。ですよね、他人の家のなかにいる猫の写真を撮って掲載しちゃうのは、常識的にもプライバシー的にもダメですよね。

でもご安心ください。上の窓猫写真は全部、生成AIによる画像です。実在しない風景ですが、でも「窓猫ってこんな感じですよ〜」とお伝えするにはうってつけの画像。

最近では、誰でも非常に簡単に、画像などをAIで生成できるようになりました。以前はMidjourneyなどの有名どころでないとクオリティが……という問題もありましたが、最近はどのサービスを使ってもクオリティが横並びとなってきていて、特定のAIにこだわる必要のない時代に入ってきたのかなと思います。

そんななかで最近使って非常に良かったのが「FlexClip」というAIサービスです。動画生成で有名ですが、最近ではさまざまな生成物を得られる総合AI生成サービスというイメージになっています。上の窓猫もFlexClipのAIに生成させた画像です。ちなみにFlexClip、有料プランを使えば生成物の商利用が可能です(無料プランでの生成物は商利用不可)。

FlexClipは、同じサービスのなかだけで、いろいろなことがでます。たとえば上の窓猫画像は「住宅の窓。内側に猫。日本」といった日本語のプロンプト(AIに生成させたい内容)を入れ、画像スタイルとして「写真」を選んだら出てきました。

ただ、最初に出た画像は少し修正したい部分がありました。通常なら写真編集ソフトでレタッチしたりしますが、FlexClipの場合は修正もAIにさせられます。

最初に出した窓猫画像は、窓に隙間ができているように見えます。猫ちゃん逃げちゃう?
そこで「AIオブジェクトリムーバー」という機能を使い、窓の開いた部分を選択して処理。窓がうまく閉じました。これはインペイントとも呼ばれるAI画像処理です。手持ちの画像をアップロードして処理できます

それからFlexClipでは、テキストや静止画から動画を生成することもできます。試しに前出の窓猫を動画にしてみましょう。

この画像を動かしてみます。プロンプトは日本語で「窓の向こうの猫が少しだけ動く。窓枠や建物は静止」としました。うまくいくかな?
動きました〜!
こちらの窓猫も動画化してみましょう。プロンプトは日本語で「窓の向こうの猫が少しだけ動く。窓枠や建物は静止」です
こちらも動きました〜!

なーんだ猫がちょっと動いただけかー、と思わないでください。人間の写真をダンス動画に変える、みたいなこともできますよ!

こんな静止画を用意しました。1人を3人にコピーしています。「画像からビデオ」という機能を使って動画化します。プロンプトは日本語で「3人組の女の子が楽しそうにダンスしている。カッコイイ。クール」としてみました
ダンスしました! カッコよくてクールかどうかは……でも、こんな動画を誰でも手軽に作成できるって凄いですね

FlexClipには楽曲を生成する機能もあります。「AI音楽ジェネレーター」といいますが、参考曲と参考ボイスをアップロードし、歌詞を入れれば曲を生成してくれます。ちなみに、この楽曲は参考曲・参考ボイス・歌詞とも、FlexClip側で用意されていたサンプルを使ったものです。

こちらがAIが生成した楽曲

といった感じで画像も動画も楽曲も生成できてしまうFlexClip。生成した動画と音楽を、同じくFlexClipのAIビデオ編集系の機能にアップロードすれば、ちょっとしたビデオクリップを作成してくれたりします。無料でも各機能を試せるサービスなので、興味があればぜひ試用してみてください!