みんなの健康を守るため、加湿器のメンテナンスは定期的に
冬は空気が乾燥するため、多くの家庭で加湿器が活躍する季節です。わが家でも、すべての部屋をエアコンで温度管理しているため、特に乾燥が気になります。その対策として加湿器を設置し、湿度を50~60%に保つようにしています。湿度が低くなるとウィルスの活動が活発になり、私だけでなく、愛犬や愛猫の体調にも影響を及ぼすため、加湿器の管理には細心の注意を払っています。
先日、ニュースで「加湿器肺炎」にかかる人が増えているということを目にしました。加湿器のなかに発生したカビや菌が空気中に放出され、それを吸い込むことで起こるそうです。吸い込んだカビや菌は病原性が弱いため、それ自体で肺炎を起こすことはありませんが、肺や気管支がアレルギー反応を起こすことで、肺炎の原因のひとつとなっているとか。

人の場合は「加湿器肺炎」でも、レジオネラ菌の感染が原因で発症する「レジオネラ症」が近年問題になっているそうです。免疫力の低い新生児や高齢者などが発症するケースが増えていて、重症化すると肺炎になることも多く注意喚起されています。
犬や猫の場合は乾燥による細菌やウイルスの増殖が原因となり、肺の組織に炎症が広まり肺炎になるケースが多く、重症化すると充分な酸素を体内に取り込めなくなり、命に関わる事態に陥ることもあります。愛犬や愛猫に咳や異常呼吸音が見られたら、重症化する前に動物病院を受診する必要があります。
わが家では加湿器の水は毎日取り換えて、水を切らさないように気を付けています。加湿器で有名な会社の公式サイトを見ると、カルキが入っている水道水が一番オススメと書いてありました。継ぎ足しはカルキが抜けてしまうので、カビなどの増殖の原因になるそうです。また、2週間に1度はトレイやフィルターを掃除するとよいそうなので、それを実践しています。
私も愛犬も愛猫も体調を崩さないように、加湿器の水質、水量を日々チェックしつつ、メンテナンスは定期的に行っています。まだまだ空気が乾燥するシーズンは続きますので、気を配りたいと思います。