最近見かけることが多いなぁ
私が住んでいる信楽は大自然に囲まれていて、買い物に行くにも山のなかの道を通っていきます。昼間でもそれほど通行量が多くないので、クルマはそこそこスピードを出して走っています。
夜になるとさらに通行量が減るので、それなりにスピードが上がります。しかし、山道なので外灯はほとんどなく、ハイライトにして走らないと道さえもわからないくらいなのです。
最近、昼間に買い物に行くためにその道を走っていると、クルマにはねられて死んでいる野生動物をよく見かけます。
クルマにひかれて死ぬ轢死(れきし)、ぶつかって死ぬ衝突死、道路わきの排水溝内へ落ち込み溺れて死ぬ溺死、乾燥して死んでしまう乾涸死(かんこし)など、道路による影響で野生動物が死亡することを総称して、ロードキルといいます。
都会では野良猫のロードキルが大多数ですが、信楽のような田舎は野良猫が死んでいることは稀です。
私が最近見かけたのは鹿です。道路の真ん中に横たわって息絶えていました。かわいそうに道路を横切ろうとして飛び出してしまったのでしょう。
長い直線が続く場所なのでクルマもスピードを出していたと思うのですが、これだけ大きな鹿がクルマに当たったとしたら、クルマも破損したのではないかと思います。運転手さんも大丈夫だったのかと心配になりました。すでに誰かが連絡をしたようで、道路管理者であろう職員の方が回収・撤去に来ていました。
今年は、イタチ、タヌキ、リスなどが死んでいるのをよく見かけます。猛暑の影響で、夜行性ではない野生動物も涼しくなる夜に行動を活発にしているのかもしれません。昼間は路面が高温過ぎて、本能的に横切らないのではないかと思います。
そのため、夜にクルマを走らせるときは、いつ野生動物が飛び出してきても対応できるように、ゆっくりと慎重に走るようにしています。野生動物は交通ルールを知りませんし、なんせ、野生動物たちの生活圏に勝手に道路をつくったのは私たち人間なので。
私に限らず、大自然のなかをクルマで移動するときには、野生動物が飛び出してくる可能性を考えながら、運転してくれたらよいなと思います。無駄に命を失くすことがないようにしたいですね。