空前の「猫ブーム」の裏に隠れた残酷な真実 後悔なく猫を飼うにはどうすればいいか?

空前の「猫ブーム」の裏に隠れた残酷な真実 後悔なく猫を飼うにはどうすればいいか?

東洋経済ONLINE | 2018/06/17

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このコーナーでは、注目ニュースに対する編集部や識者のコメントを紹介します。

昨今の猫ブームの現状については、YOMIURI ONLINEの記事「広がる「猫ブーム」に潜む危うさとは?」が詳しいのですが、こうしたペットのブームは猫だけでなく犬やほかの動物にもみられます。そして、それは日本だけでなく、ペット先進国といわれる海外においても同様なのです。

以前、「『ゲーム・オブ・スローンズ』人気で波紋 安易に飼わないで」でも触れましたが、過熱するペットブームは、私たちメディアにも責任はあると思っています。多くは単に“かわいい”だけを伝えるために、生後間もない子犬や子猫ばかりを登場させます。成長した姿やペットを飼うという責任を伝えることはありません。しかし、共に健康で幸せな生活を送るためには、お金や時間だけでなく、知識やモラルが必要なのです。もちろん、共生するにあたり困難なこともあります。そうした事実をしっかり伝えないといけないといけません。

※写真はイメージです

現在、5年に1度となる動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)の改正を控えて、いろいろなところで議論がなされています。ただし、その多くは業者をどう規制するかという面ばかりが強調され、飼い主側のモラルやルールなどが抜け落ちている感があります。「「殺処分ゼロ」は動物愛護管理法の規制強化で実現できるのか?」でも言及しましたが、いくら規制を強化しても抜け穴をなくすことは困難です。

結局は、私たち飼い主が知り、行動することでブームに流されることなく、ペットとの健全な生活が実現できるのではないでしょうか。そして、その行動が不幸なペットの数を少なくしていくのだと思うのです。

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