Photoshopをはじめとするグラフィック系アプリなどでお馴染みのAdobe(アドビ)。そのAdobeが開発した画像生成系AIがあり、「Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)」といいます。最近では、犬や猫や人間などの画像生成において、以前よりリアルさが増しています。Web上で誰でも無料で試せますので、興味のある方はゼヒ。
また最新のPhotoshopなどアプリ内でもAdobe Fireflyが使えます。たとえば「この写真のなかに猫がいたら楽しいな」と思ったら、写真内の「猫がいて欲しいエリア」を範囲選択し、「生成塗りつぶし」機能を使えば(機能内の文字入力エリアに“猫”などと書けば)猫を生成できます。
なかなかリアルな猫を描いてくれます。ちょっとお目にかけましょう。
床に掃除機がある写真。手前に猫を描かせてみましょう!
十数秒で猫が出現。床への猫の合成もAIが行いますが、とても自然に合成してくれます
ベンチの上に猫がいたんですが、近寄ったら遠くに逃げてしまいました。遠くに見える小さな茶色い猫。じゃあ……生成AIで猫を出現させちゃえ!
猫出現。上の写真と同様にPhotoshopで生成AIを使っていますが、一度に3種類の猫を生成してくれて、気に入ったのをひとつ選ぶという流れです。3種類とも気に入らなかったら、再度3種類生成させることができ、それを何度も繰り返せます
ということで猫生成。シマシマがちょっと独特ですが、生成後の写真だけ見たら、どこがどうAI生成なのかわかりませんね
まずは猫。影にご注目。自転車の影と同様に、猫の影も生成されています。猫の体に当たる日差しの量もちょうどいいですね
今度は猫と犬。以前は「よーく見るとAIが生成したオブジェクトがわかる」というレベルでしたが、現在は「よく見てもどこがAI生成がはっきりわからない」というレベルになってきました
生成系AI、どんどん進化していますね。猫や犬などの人気の動物はよりリアルに生成する傾向があるようなので、今後の進化も楽しみです。
……生成系AIといえば、Midjourneyというのもありました。本連載バックナンバー「ChatGPTに続いて今度はお絵描きAI「Midjourney」に猫の絵を描いてもらう」でご紹介しましたが、アレは現在どうなっているんでしょう。
Midjourneyにロシアンブルーを生成してもらいました。物凄くリアル。リアルさに感してはAdobe Fireflyを大きく上回っている気がします
こちらもMidjourneyの生成。親子猫を描き分けているあたりがすごい
これはMidjourneyのアニメ・マンガ風バージョンのniji・journeyによる生成。CGアニメ風のロシアンブルーが生成されました
これもniji・journey。猫キャラクター各種って感じですね。ちなみに、前出のAdobe Fireflyの生成物は商利用可能です。またMidjourneyとniji・journeyも、課金で使っていれば生成物を商利用可能です
コメントを送信