アニコム、「ペットにかける年間支出調査」2022年版を発表。犬は36万円、猫は16万円

[2023/03/22 6:00 am | 編集部]

アニコム損害保険は、ペット保険契約者へのアンケートをもとに、2022年の1年間にペットにかけた年間支出費用を発表しました。

犬・猫それぞれについて1年間にかける費用を調べたところ、犬が357,353円(前年比103.4%)、猫が160,766円(前年比95.0%)という結果でした。

​犬・猫ともに支出が大きかった項目は、「ケガや病気の治療費」と「フード・おやつ」で、合わせると犬では全体の37.3%、猫では49.9%を占めました。

犬・猫ともに「飼育に伴う追加の光熱費」の増加が目立ちました。2022年は梅雨明けから猛暑が続いたことや、電気代・ガス代の値上げなどもあり、この項目にも影響があったものと考えられます。「外出に伴う支出」も増加しています。新型コロナウイルスの感染が落ち着きを見せた時期に、家族で外出を楽しんでいたことがうかがえます。

「人気犬種ランキング2023」上位4犬種についても年間費用を集計したところ、トイ・プードルは「シャンプー・カット・トリミング料」の支出が大きく、チワワは「フード・おやつ」費用は抑えめ、柴犬は「ケガや病気の治療費」が少ない、ミニチュア・ダックスフンドは「洋服」「サプリメント」に出費が多いことがわかりました。

飼い主自身よりもペットにかける支出が大きい項目としては、「美容院(理髪店)」が最多でした。トリミングが必要な犬種では、「飼い主自身は2~3カ月に1度なのに、愛犬は毎月トリミングに通っている」という回答がありました。ペットのほうが「医療費」が高い理由としては「ずっと元気でいてほしい」という声のほか、「人間よりペットが優先」「一番大事だから」という愛情に溢れる声が見られました。

[編集部]