信楽に秋がないまま冬が来た……

今年の夏はとにかく暑い日が多く、東京都心では真夏日が88日と過去最多を更新したそうです。それはわが家のある信楽も同じで、例年よりも暑い日が多かったように思います。

10月も11月も気温が高く、昼間でも長袖では汗ばむ日がありました。「いつまで暑いの?」と思っていたら、ここ数日、急に日没から早朝にかけて冷え込むようになりました。数日前の早朝の気温は1℃。やっと信楽らしくなってきましたが、今年の紅葉はどこいった? という感じです。

わが家の庭には紅葉(もみじ)や楓(かえで)がありますが、まだまだ色づく気配が……。色づかないまま散っている葉もあり、何かおかしいなあと感じています。

先日、「今年は紅葉を見に行ったほうがいい」とある気象学者が指摘している記事をみました。「これから日本は冬の一時期を除いて、ずっと暑さを感じる国になる。秋と春はなくなると考えたほうがいいでしょう」というのです。今後、見られなくなる可能性が高い紅葉を、今のうちに見ておいたほうがいいとの指摘です。

日本は海に囲まれているため、地球温暖化での海水温上昇の影響をもろに受け、今後、急激な気候・季節の変化に直面するとか。長い夏は猛暑で、冬はしばしば寒波が起きて、日本列島全体を豪雪が襲うという「二季」になると予測しているのです。

昨年1月に日本列島を襲った最強寒波で、「寒すぎて雪が降らない」といわれている信楽もかなりの雪が降り積もりました。その日の気温は0℃。普段よりかなり暖かかったため雪が降ったのです。

もし、その気象学者の指摘が正しければ、これから信楽も雪がたくさん降るかもしれない。そうなると私も愛犬も愛猫も、ここでの生活が大変になるでしょう。

確かに今年は秋がないまま冬が来たという感覚です。信楽に来て2年が過ぎましたが、もしかしたら冬場は暖かい場所に移住するという2拠点生活をする日が来るかもしれません。

もともと、この先に年齢を重ねたときのことを考えて、利便性の高い場所にも拠点をと考えていました。二季になることも想定して、少しずつその準備をはじめようかなぁと考えている今日この頃です。

でも日本列島全体を豪雪が襲うとなると、どこを2拠点目に選んだらよいのか……。うーん。