室内飼いでのんびり暮らしているけど、猫は肉食獣の代表格なの!?
学術的な分類(日本哺乳類学会による分類)では、我々とともに暮らしている猫(イエネコ)は「ネコ目(ねこもく)」に属しています。また、ネコ目にはもちろん、ネコ科の動物であるトラやライオンやチーターといったイエネコの親戚も含まれています。
そして、軽く驚いたりすることに、このネコ目には、イヌやクマやアザラシやレッサーパンダといった動物も属しています。一瞬、「えっネコってそういう動物の上にいる感じ?」なんて思ってしまいますよね。
ネコ目にネコ科以外の動物が属するのは、ネコ関連動物が頂点にいるから、ってわけではありませんでした。もともとネコ目は「食肉目(Carnivora/カーニボラ)」と呼ばれていて、「捕食動物のグループ」として分類されたそうです。その「食肉目」を文部省(現文部科学省)がわかりやすく表記するため、食肉目に属する代表的な動物「ネコ」の名を使ったとのこと。ただ、この「ネコ目」という呼び名は研究者の間では「特徴がわかりにくい」ということで、現在でも「食肉目」と呼ばれているそうです。
なーるほど。文部省が……でもでも、当時の文部省の担当者およびその周辺の人が、もしかして「猫推し」だったとか? でもまあ猫好きにとっては「肉食獣の代表格がネコってことになってるんだよね〜」と、なんだか悪い気はしませんよね。
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