全国初! 奈良県生駒市がふるさと納税を活用した野良猫の避妊・去勢手術費用を負担する取り組みをスタート
奈良県生駒市は、ふるさと納税を活用して野良猫の避妊・去勢手術の費用を、市が全額負担する全国初となる取り組みを開始しました。同時に、野良猫の繁殖を抑えて地域の環境被害を軽減しながら、殺処分ゼロを達成する「猫の殺処分ゼロの街いこま」を目指し、動物病院や地域ねこ活動サポーターと、地域の住民との協働によるさまざまな取り組みをスタートしました。
生駒市内には多くの野良猫がおり、フンや尿の被害、鳴き声、ゴミあさりなど環境被害の相談が多く寄せられています。市内全自治会にアンケート(127自治会中94自治会から回答)を行った結果、市内に生息する野良猫の数は270匹以上、野良猫による被害を受けていると回答した自治会が46自治会に及びました。地域環境の保全と無秩序な繁殖の抑制、関係者の負担軽減に取り組むことが喫緊の課題となっていました。
また、手術後の猫を地域で飼育・管理するには、地域住民の協力や地域ねこ活動サポーターの力が不可欠です。そこで、生駒市では、ふるさと生駒応援寄附「殺処分ゼロを目指す 猫愛護コース」に集まった寄付を活用。野良猫の被害に悩む地域が、円滑に地域ねこ活動に取り組むことができる環境整備等を進めたり、猫の飼い方や地域ねこ活動に関するパンフレットを作成して普及啓発を行ったり、 捨て猫防止のための地域や市による監視強化などの取り組みを推進するとしています。
コメントを送信