イエネコは生活様式の違いでいくつかに分類されている?

野生の猫以外は、人間と共生してきた「家畜化された猫」。いわゆる「イエネコ」です。

でもイエネコはイエネコでも、生活スタイルの違いで、いろいろいますよね? 野生化したイエネコとか、飼い猫のイエネコとか。

野生化したイエネコ? じつは近所で飼われている猫でした

ただ、生活様式の違いでいくつかに分類することができるようです。

たとえば飼い猫。文字どおり飼い主がいる猫で、現在では多くの飼い猫が家のなかだけで飼われる「完全室内飼い」となってきました。ただ環境によっては、猫が家を自由に出入りできる「自由飼い」となっている場合も少なくありません。

完全室内飼の猫の例。だらしな~い感じでカワイイですね~

それから地域猫。地域ボランティアなどを中心として外で飼育されている猫ですね。不妊手術をされていることが多く、その手術済みの目印として耳が僅かにV字カットされています。「さくら耳の猫」「さくら猫」とも呼ばれます。

地域猫は耳先がさくらの花びらのようなカタチ。不妊手術済みを示す目印です。この目印があれば、間違えて再度捕獲→再度不妊手術というような間違いを防げるというわけです

そして野良猫。外に住む猫で、人から食べ物をもらったり、人が出した残飯などを食べたりして生活しています。地域猫活動の高まりにより最近ではあまり見かけなくなりました。

野猫(ノネコ)と呼ばれる猫もいるそうです。飼い主がなく野生化した猫で、山や森などで野生の生物を食料にして生きている猫です。ただ、野良猫と区別しにくいかもしれません。

野良猫? じつは飼い猫なのでした

ちなみに、人から食べ物をもらわず生きている猫の食料は、ネズミ、小鳥、ヘビ、トカゲ、昆虫、カエルなどの小型の生物だそうです。外にも出られる飼い猫が、たまにネズミとかトカゲとかを「飼い主へのおみやげ」として持ってきたりしますよね。

猫が持ってくるそういうおみやげ……飼い主的には嬉しいやら困るやら複雑な気持ちかも。筆者宅で数十年前に昔飼っていた猫は、おみやげとしてナゼかいつもミミズを……って話がだいぶ逸れました! 失礼。