愛犬との絆が少女の心を救うコミックエッセイ『おはよう、サンテ 不登校の私を救った愛犬との日々』

KADOKAWAは、愛犬との絆が不登校の少女を救う物語を描いたコミックエッセイ『おはよう、サンテ 不登校の私を救った愛犬との日々』を発売しました。

「カクヨムWeb小説短編賞2023」のエッセイ・ノンフィクション部門で短編特別賞を受賞した、肥前ロンズ氏の原作「うちのわんこの話をさせてください」をコミカライズしたものです。原作者が愛犬を看取ったあと、衝動的に一日で書き上げたというこの物語は、愛犬との出会いから老犬介護、そして看取りまで、犬を家族として迎え、その一生に全力で向き合った十余年の記録が綴られています。

物語は、深く心を傷負った小学6年生のロンズが、母の提案でトイプードルの子犬「サンテ」(フランス語で「健康」の意)と出会うところから始まります。言葉は通じなくても、心を通わせ、ときに癒し、ときには気づきを与えてくれるサンテとの日々を通じて、ロンズが生きる勇気と大切な教訓を得ていく様子が描かれています。サンテの身体の不調、通院、手術、介護、そして看取りといった困難な出来事も包み隠さず描かれながらも、サンテと過ごした日々がいかに楽しく、家族にとってかけがえのないものであったかが伝わる一冊です。

コミカライズにあたり、肥前ロンズ氏が大幅な加筆を行い、愛犬サンテとのより細やかな日常の出来事、老犬になってからの変化、家族と試行錯誤しながら行った介護の様子が鮮明に描かれています。漫画は、育児コミックで多くの支持を集める漫画家・イラストレーターのむぴー氏が担当しており、柔らかく愛らしいタッチで、ときには深い心情も繊細に表現しながら、サンテの一生をみずみずしく描き出しています。

原作肥前ロンズ
漫画むぴー
判型A5判168ページ
定価1,485円
ISBN9784046849038
URLhttps://www.kadokawa.co.jp/product/322502001935/