【犬飼いTIPS】子犬の社会化には外の世界に触れることが大切。お散歩デビュー時期はいつ?
社会化とエクササイズを通して、幼い子犬が外の世界に適応できるようにすることは、素晴らしい冒険の始まりに過ぎません。しかし、子犬が外に出られるようになる時期については、少し折り合いが必要です。
今回は、子犬の社会化と散歩デビューの時期についてのお話です。
子犬が初めて外に出られるのはいつ?
ほとんどの子犬は、12~16週で1回目の予防接種を終えます。それは必ずしも、トイレをさせたり、庭を探索させたりするのに、それほど待たなければならないという意味ではありません。重要な社会化期を逃してしまう可能性もあります。
早期の社会化によって子犬はいろいろなものに適応し、豊かな心を持つようになります。ですので、ワクチン接種が終わるまで、家のなかで完全に外界を遮断してしまうと、外の世界の光景や音、触感を怖がるようになることがよくあります。
病気のリスクを最小限に抑えつつ、好奇心旺盛な子犬にトレーニングや生活体験を積ませるためには、まず抱っこして外のニオイを嗅ぎ、安全な環境に慣らすことが大切です。ドッグスリング(犬用抱っこ紐)などを使うとよいでしょう。
子犬の初めての散歩はいつから?
子犬は元気いっぱいなので、玄関を飛び出したら、すぐに転げ回る準備ができているように見えます。また、最初のうちは子犬がリードをして散歩するのは難しいので、ゆっくりと行ってください。また、病気のリスクを最小限に抑えるために、ほかの動物の糞を避けるようにしましょう。クルマや人が少ない静かな場所がオススメです。
“慣らし”が必要です。できるだけ早い時期にリードを使った散歩のトレーニングを開始します。ただし、強制してネガティブな体験にしないことが重要です。はじめは、短時間を小まめに行いましょう。このトレーニングは、長時間行うよりもずっと効果的です。5分くらいの散歩を数回するくらいがちょうどいいのです。
子犬はいつから公園に行ける?
子犬を公園に連れて行くのは、一連のワクチン接種がすべて終わってからにしたほうがいいでしょう。一般的に、予防接種が終わるのは、生後4カ月近くになってからです。その後、子犬は安全に保護され、公園でほかの犬と遊んだり、長い距離を散歩したりすることができるようになります。
しかし、もし子犬をもう少し早く外に出したいのであれば、環境が整っていれば問題はありません。感受性が豊かな子犬のうちに、できるだけ多くの犬に触れさせるのが理想的です。ワクチンを接種している友人がいれば、子犬がワクチン接種前でも一緒に遊ぶことができます。
また、子犬のトレーニングや社会化レッスンをできるだけ早く始めるのもよいでしょう。リスクはつねにありますが、メリットは実際のリスクをはるかに上回ることが多いです。
まとめ
子犬の社会化には、外の世界に触れることが非常に重要なことはわかっていますが、ワクチン接種を受けていない子犬が屋外での冒険中に感染する可能性があることについても考慮する必要があります。
子犬は思ったよりも早く外に出ることができます。ただし、それには前述のようにいくつかの手順を踏む必要があります。
子犬をいつ、どのように練習させ社会化させるかを決める際にまず考慮すべきは周辺の危険因子についてです。外に出る場合は、ノミやダニから守ることが大切です。