みなさんのペットは留守番をしていますか?
ペットの室内飼いが増えているのはご存じだと思います。その一方で、留守番をするペットが増えています。犬と猫の飼育頭数は約2000万頭(ペットフード協会調べ)で、共働きの世帯数は1000万を超えて(厚生労働省調べ)、なお増加傾向にあると言われています。日本経済、少子化、女性の社会進出など、さまざまな社会的な要因がありますが、ペットを飼っている人にも共働きで、「仕事中はお留守番」という人も少なくないのでは。
そんな飼育環境のなか、外からでもペットの様子を観察したり、コミュニケーションを取ったり、飼い主の不安や心配をやわらげるべく、ペットの世界にもITのサービスが増加しています。また、医療現場とのIT連携などの構想も進んでいます。
ITやネットワークと聞くと、「難しそう」と感じる人もいるかもしれませんが、基本的にはスマートフォンやタブレットなどで日ごろ使っているアプリと同じ感覚で利用できます。ペットが留守番をすることが多いなら、ぜひ最新のITサービスなどもチェックしてみてください。
ペット遺伝子解析プログラム「Gene Puppy」
ペットの唾液を綿棒で採取して送るだけで、遺伝子情報をもとに病気の発症リスクや性格の傾向を知ることができるそうです。検査結果は専用IDとパスワードでパソコンやスマートフォンで確認可能。価格は3万円(初回購入特別価格1万5000円)。現在は犬専用のプログラムですが、猫向けのものも開発中とのこと
先日、こちらの記事でご紹介しましたが、愛犬の見守りサービス「わんダント2」が体験コーナーを用意
「わんダントステーション」はカメラを内蔵。実際の留守番シーンに近い状況をつくりこみ、サービスを体験できます
アメリカと台湾と日本で8月に同時発売が予定されている「Furbo」。カメラ付きの犬用自動給餌器で、スマートフォンで給餌できるだけでなく、カメラの映像で部屋の状況を確認したり、スピーカーで声をかけたり、おやつを“発射”して遊ぶこともできます
人気の「まる」もビジネスデーに「Furbo」を体験
台湾メーカーSUIのカメラ付き自動給餌器「WiPetCare」。日本未発売。アプリで給餌時間の設定をしたり、LEDライトをつけたり、撮影したペットの写真を友人と共有できます
こちらは中国のメーカーがつくる自動給餌器「子宝フィーダ」。日本未発売。自動給餌以外には、ペットの飲食や体重記録などの確認が可能。また、画面にはペットのためにビデオや音楽を再生できます
こちらは動物病院向けのサービスとなります。センサーを装着したペットの動作を測定しデータをリアルタイムで送信。獣医師がそのデータをもとに、てんかん症などの治療に役立てていきます。現在、動物病院への導入のための最終調整中とのこと。たとえば、ペットを簡単に動物病院へ連れていくことができない高齢者のもとに、このシステムを置いておけば、データを見る獣医師に相談したり連絡するような使い方にも役立つかもしれません
ペットアクティビティトラッカー「ハロペiz(アイズ)」。センサー+電池で約9gという軽さを実現。ペットの活動量を記録、熱中症予防のために温度センサーでペットの周辺温度を計測、デジタル迷子札にもなる小さな活動量計です。将来的には動物病院との連携も考えているそうです
移動式留守番カメラ「ilbo」。スマートフォンやタブレットで本体をラジコンのように操作できます。ペットをはじめ、部屋の気になる場所に移動して、その場の映像をチェックすることができます
オムロンの見守りカメラセンサ「家族目線」。いつでもライブビューでペットの様子を確認できます。ペットがカメラのエリアにいないときには、スマートフォンから話しかけて呼ぶことも可能。また、カメラがペットを見つけたら自動で撮影してくれるので、知らないうちにベストショットが撮れていることも!?
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