信楽にも春の訪れ。自然でたくましく生きる動物たちに感心

わが家のある信楽も、日中は暖かい日が増えてきました。それに伴って、小鳥や虫、トカゲなど、さまざまな生き物が活動を始めました。春が近づいているなぁと感じています。

裏庭の先はすぐに山が広がっています。虫が増えないようにある程度は草木を刈っていますが、その先はうっそうと草木が生い茂っていています。いくつかの獣道ができていて、野生動物や野良猫が行き来しているのをよく見かけます。

それらの野生動物や野良猫にとって、食べ物の確保は大きな問題です。特に冬場は厳しい状況です。わが家周辺の野良猫は、いつも元気で毛並みも良く栄養が行き届いているように見えます。近隣でご飯をもらっているのだろうと思っていました。

しかし、最近は獲物を咥えて獣道に入っていく野良猫の姿を頻繁に見かけるようになりました。猫は肉食なので、ネズミやウサギ、小鳥、ヘビ、トカゲ、カエル、虫などの生き物を獲って生きています。

私が見かけた野良猫は、最初は小鳥、次にトカゲ、そして太いヘビを咥えて獣道に入っていきました。あの健康な体つきは、自然のなかで生きる能力の賜物なのでしょうか?

獣道の先には安全な場所や食べ物の隠し場所があるのか、はっきりとはわかりませんが、野良猫は大きなヘビを引きずりながら獣道に進んでいきました。その姿はとても逞しく、私は感心しました。

都会の野良猫と比べると、田舎の野良猫は食べ物には恵まれているかもしれません。ゴミをあさらなくても、自然には食料となる獲物が豊富です。暖かくなるにつれて、さらに豊富になるでしょう。次に何を狩ってくるのか楽しみです。

とはいえ、野良猫の生きる環境はとても過酷です。ご近所さんは野良猫数匹にご飯を与えてはいますが、捕獲して避妊・去勢手術をして自分の家で飼う気持ちはないようです。

自然は過酷だけど、できる限り長く生き続けてほしいと願っています。