ブリーダー日記
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Cattery Amangroup/阪根美果
初めての短毛種「エキゾチックショートヘア」をわが家に迎えました
私はメインクーンのブリーダーをして24年。来年1月には25年目を迎えます。その間、ノルウェージャンフォレストキャットの繁殖をしていた時期もありますが、ほとんどの時間を健康なメインクーンを作出することに力を注いできました。そう、長毛種ばかりを飼ってきたのです。
しかし、短毛種について勉強をしたいと思い、数カ月前に縁あってエキゾチックショートヘアの男の子をわが家に迎えました。初めての短毛種です。しかもメインクーンとは容姿が真逆で、鼻ぺチャ。耳は小さくて、胴は短め。同じ「猫」だというのに、笑えるくらい違うのです。
私が迎えた子のカラーはブルー&ホワイト。鼻ぺチャの猫は鼻が詰まりやすく、ブヒブヒと音が鳴りだすと涙も出やすくなります。食後も同様です。
特に私が迎えた子は目の下が白いので、涙を拭きとるなど毎日のケアが大事。これを怠ると、どんどん白い部分が茶色に変色してしまうのです。そのため、1日3回程度、ウェットティッシュで目の下を拭きとり、綿棒にホワイトニング効果のあるクリーナーを付けてさらにふき取っています。
また、その子が自分で顔のグルーミングをすると、両手の白い部分も茶色に変色してしまいますので、同様にケアをする必要があるのです。結構、手がかかることに驚きました。
そして、短毛種の抜け毛のほうが掃除をしにくいこともわかりました。短い毛は床に飛び散ります。ソファやクッションには毛が食い込んで、コロコロをかけてもなかなか全部を取りきれません。ブラシや櫛で被毛をとかすと飛び散る毛があるので、床掃除も必要です。
長毛種の場合、抜け毛はまとまって落ちているので、手で拾えます。ソファやクッションには毛が食い込むことなく、まとまって付着しているので、コロコロですぐに取れます。ブラシや櫛で被毛をとかしても、毛に長さがあるので飛び散ることはありません。短毛種は毛玉になることはありませんが、毛が短いゆえの労力を理解しました。
同じ猫でも、種類が違うとお世話も違う。本当に飼ってみないとわからないなぁと思いました。しばらくしたら、エキゾチックショートヘアの女の子を迎えて、繁殖をする予定です。
きっと、交配も妊娠も出産も子育てもメインクーンとの違いがあるのだろうと思います。楽しみでもあり、やるからには精進しなければ。初めての短毛種を迎えて、毎日が学びです。
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