猫が「痛み」を抱えている表情を検出するオンラインAIアプリ「Cat Pain Detector」

動物のいたみ研究会は、Carelogyと共同で、猫が「痛み」を抱えている表情を検出するオンラインAIアプリ「Cat Pain Detector(CPD)」をリリースしました。

猫は痛みを隠す傾向があることから、犬よりも疼痛を抱えていることに気づくことが難しいとされています。

これまでに、猫の痛みを評価するさまざまな手法がありましたが、そのほとんどが動物病院のスタッフや飼い主の主観的評価によるもので、観察能力や訓練の度合いによって評価に差が生じていました。

CPDは、痛みを抱えている猫は表情に変化が生じるということに着目し、表情をAIで分析することで「痛みを抱えている顔」をしているか否かを判別できるツールで、90%以上の精度で判別できるとしています。

使い方は、スマホでCPDのサイトにアクセスし、猫の顔の写真を撮影するか、過去に撮影した写真をアップロードするだけです。数秒以内に「痛みの表情」があるか否かを判別してくれます。

CPDは、無料でかつシンプルなサービスになっています。愛猫が痛みを抱えている可能性の気づき、動物病院に行くきっかけとして活用できそうですね。