猫たちの部屋で強烈なニオイを放つ犯人は誰?
ここ数日、2Fの猫たちの部屋に行くと扉を開けた瞬間、ビックリするくらい強烈なニオイに見舞われることがあります。「このニオイいは何?」と原因を探すと、愛猫たちが部屋の隅に集まっています。
愛猫たちをかき分けて覗いてみると、そこにいたのは「カメムシ」でした。しかも愛猫たちにおもちゃにされたのか、手足のない胴体だけのカメムシです。危険を察知して悪臭を放ったのでしょう。毎日1~2匹はそんな状態で、愛猫たちの餌食になっています。食べることはありませんが、やはり虫なので気になります。
でもこのカメムシ、どこから侵入したのでしょう。窓もすべて閉まっているし、隙間もリフォームしたので侵入できる場所はないはずなのに……。近所の人に聞いたところ、カメムシの体は薄っぺらいから、サッシの端などわずか数ミリの隙間から不法侵入してくるとのこと。窓が閉まっていても家のなかに入れるそうです。
カメムシの成虫は中脚と後脚の間にある臭腺開口部からニオイを放つそうです。調べたところ、カメムシを密閉された容器に閉じ込めると、ストレスで強烈なニオイを放つそうです。そして、自分や仲間の出す悪臭で死んでしまうのだとか。部屋全体に広がるくらい強烈なので、容器のなかでは相当なレベルなんでしょう。
カメムシは白いものが好きらしく、洗濯物に付いてそのまま部屋に入り込むこともあります。なので、取り込む際により注意深く見ることが必要です。そして、危険を察知して悪臭を放つ前に一気に落さないといけません。粘着力の強いガムテープで捕獲するのもひとつの方法だそうです。ただ、複数いる場合には一度に駆除するのは困難。そんな時は「カメムシコロリ」という駆除剤を使うと良いそうです。殺虫成分(化学合成殺虫剤)を使っていないので、洗濯物や布団にも使用OKとか。
真冬を除いてほぼ1年中カメムシは見られますが、じつは大量発生するのは秋だそうです。近年の温暖化によって越冬が容易になり、カメムシが増えているようです。もともと集団行動を好むらしく、家のなかに集団で侵入することもあるとか。その集団で悪臭を放たれたら、たまったものじゃありません。愛猫たちにとっては楽しい遊びなのかもしれませんが、秋になるまでに何か「カメムシ対策」を考えたいと思います(笑)。
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