カメって視力がよいの?

私が住んでいる信楽もだいぶ暖かくなってきました。特に4月に入ってからは晴れる日も多く、この週末くらいからは桜も満開になるのではと思っています。なので、ここ数日は桜の木が多い「陶芸の森」に愛犬を連れて行き、桜の開花がどの程度かをチェックしています。日々、少しずつ開花が増して、華やかになってきました。

じつは、陶芸の森には蓮池があります。2カ月ほど前だったと思いますが、池の水が全部抜かれて、枯れた蓮が撤去され、底泥の池干しがなされていました。水がまだ浅く残っている状態も見ましたが、魚はまったくいなくて、「ああ、こんなふうにこの時期になると池干しされるので、魚などもいないんだなぁ」と思っていました。少しずつ水が増してきたある日、1匹のカメがその池の縁で甲羅干しをしているのを見つけました。もしかしたら、土の中で冬眠していたのかもしれません。

しかし、そのカメは警戒心が強いのか、かなり遠くからでも私や愛犬が近づくのを察知して、急いで水の中に入っていくのです。30m以上離れているのに、気配を感じているようなのです。それとも、カメって視力がよいのでしょうか? 気になって調べてみました。

カメの種類や生活している場所によって視力に違いがあり、綺麗な水中で生活をしているカメは比較的に視力がよいそうです。水中で魚を追いかけたり、離れた場所に餌を置いても迷うことなく食べにくるので、思いのほか視力がよいと考えられているとか。物の形状を認識したり、色の識別もでき、見ることで「敵」か「味方」かを判断してそうです。自然界にいるカメであればより警戒心が強いので、私や愛犬の姿を見て「敵」と判断して逃げているのかもしれませんね。

このところ毎日、そのカメは「ドボン」と池に飛び込みます。私や愛犬が蓮池に近づかなければ、そのカメの甲羅干しを邪魔しなくてすむのかなぁ。散歩コースを変えようかと検討中です(笑)。