ボク、また番犬にはなれなかったよ……シカって見たことないし

先日、買い忘れがあることに気が付いて、再度クルマで買い物に出かけました。だいぶ日が伸びたとはいえ、帰宅時には日が暮れていました。わが家の駐車場は高台にある家の下にあります。30mくらいの石畳をバックして停めています。

いつものようにバックミラーを確認しながら車庫入れしようとしたら、何かが動いています。目を凝らしてよく見ると、それは2頭のシカでした。しかも1頭はかなり小さいので、親子のようでした。「わぁ、野生のシカだ」と、思わず声をあげました。

夜になると鳴き声だけは聞こえていましたが、遂に自宅周辺で実物を初めてみました。しばらくシカは動かずにいましたが、クルマが近づくと闇へ消えていきました。

そして、再び鹿の群れに遭遇しました。毎晩22:00頃に、わが家の愛犬ジギーとリーティラはトイレのために庭に出ます。前日のこともあり、あたりを見回しました。すると、庭の竹林の隙間に2頭のシカの姿が……。距離でいえば3mくらいです。バッチリ目が合っています。しかし、わが家の愛犬たちはまったく気付かず、のんびりトイレの真っ最中(笑)。「わぁ」と思った次の瞬間にシカが逃げていきました。2頭だと思っていましたが、ほかにも複数の足音が聞こえました。どうやら群れで山から下りてきていたようです。

シカの逃げる音に驚いたのがリーティラ。吠えるどころか、尻尾を後ろ足の間に丸めて、へっぴり腰で急いで自宅に逃げ帰りました(苦笑)。いつもは威勢がよいリーティラですが、いざとなると怖さのあまり逃げ腰。以前、サルに威嚇された際にも同じように逃走しましたが、今回もまた番犬にはなれませんでした。ジギーベイはというと、我関せず。何事もなかったようにいつもと変わらないのでした。

信楽に移住したからこその貴重な体験。自然に囲まれて生活をしていることを実感しています。わが家の愛犬たちも、新しい体験を毎日たくさんしているので同じように感じているかもしれません。それにしても、私は愛犬たちよりも「野生の感」が働くのでしょうか。