SBIいきいき少短、マイクロチップに関するアンケート結果を発表

SBIいきいき少額短期保険は、マイクロチップについて一般の飼い主200名(犬・猫各100名)にアンケート調査を実施し、結果を発表しました。

マイクロチップの認知率は、「聞いたことはある」を含めると、全体の90.5%と大多数を占めています。また、マイクロチップについて「ある程度知っている」「よく知っている」は合計71.0%と、犬・猫飼育者の間ではマイクロチップについて広く知られていることがわかります。

2019年6月に改正動物愛護法が成立し、犬と猫の販売業者・繁殖業者に対してはマイクロチップ装着が義務化され、一般の飼育者については努力義務となりました。販売業者等に対する義務化について「知っている」と回答した人は54.5%、一般の飼育者に対する努力義務については48.0%の人が「知っている」と回答、それぞれの認知率は約半数という結果になりました。

販売業者に対するマイクロチップ装着義務化については、69.5%と半数以上の人が賛成と答えました。賛成の理由としてもっとも多かったのは「迷子になったときの身元確認が容易になる」93.5%(130名)でした。「その他」では「無責任な飼い主やブリーダーを減らせる」という意見もありました。逆に反対の理由としてもっとも多かったのは「かわいそう」50.8%(31名)、次いで「装着後のペットの状態が心配」42.6%(26名)と、ペットの体の心配をする飼育者が多いことがわかりました。

さらに、マイクロチップを認知している飼育者に、現在飼育しているペットへのマイクロチップの装着状況を聞いたところ、26.5%が装着していました。犬・猫別に見てみると、犬35.2%、猫17.8%と、犬の装着率は猫よりも高いことがわかりました。

マイクロチップをすでに装着している飼育者にきっかけを聞いたところ、もっとも多い回答は「迷子になったときの身元確認が容易になる」68.8%(33名)となりました。また、装着済みだったケースは43.8%(21名)あり、装着義務化以前よりマイクロチップが導入されていることがわかりました。その反面、マイクロチップを装着していない飼育者に今後の装着意思について聞いたところ、明確な意思を持った「装着したい」は9.8%という結果になりました。一方、「装着する予定はない」は57.1%で、半数以上を占める結果となりました。

マイクロチップで実現したら良いと思うものとして、もっとも回答が多かったのは「GPSがつけられる」54.0%(108名)で、次いで「健康管理ができる」39.0%(78名)となりました。3位として「装着に際して補助金やペット保険の適用が受けられる」36.0%(72名)があげられ、費用の軽減によりマイクロチップ装着がより広まるのではないかと考えられます。また、「動物の感情がわかる」は20.0%(40名)と他項目と比較して少なく、マイクロチップではペットの居場所や健康管理を目的としたいという傾向がわかりました。