【犬飼いTIPS】さあ、愛犬と一緒に旅に出よう!(旅の準備・車中編)
行楽シーズンがやってきました。最近では、愛犬と一緒に楽しく過ごせる観光スポットが増えてきて、旅に出ようと考えている飼い主も多いことでしょう。今回は、愛犬と旅に出るときのポイントを全3回にわたってお伝えしたいと思います。まずは、「旅の準備・車中編」です。
旅に出るためには、愛犬がドライブに慣れることが大切です。クルマで近所の公園やドッグランなどに行き、しばらく一緒に遊びます。これを何回か繰り返すと、「クルマに乗ると楽しいことがある」と愛犬が認識し、ドライブが好きになります。クルマ酔いも解消されることがありますので、チャレンジしてみましょう。
そして、愛犬の安全の確保は飼い主の責任で行うことが大切です。車内にはケージやクレートを用意して、愛犬はその中に入れるようにします。ケージやクレート自体もシートベルトで固定します。普段使用しているベッドや、マットを中に入れてあげると安心するでしょう。首輪にリードを付けて愛犬を固定していることも多いようですが、急ブレーキをかけた際に首が引っ張られて危険です。また、同乗者の抱っこも愛犬がじっとしているとは限らず、愛犬がきちんと固定されているわけではないので避けましょう。
持ち物について
持ち物を用意するときには、忘れ物がないようにリストをつくることをオススメします。お出かけ用のバッグを用意し、その中に順番に入れていきます。宿泊する場合には、日数に合わせて持ち物の量を調節します。施設や宿泊場所によっては用意されている物もありますので、荷物を最小限にしたい場合には事前に確認するとよいでしょう。
【持ち物リスト(赤:必要 青:あると便利)】
・犬の食事とおやつ:ジップロックなどに回数分を小分けにします。
・水:お腹を壊さないように常温で用意します。
・食器と水入れ:軽く、割れない素材のものを用意します。
・おもちゃ:一番好きなおもちゃを用意します
・トイレシート:日数分(回数分)を用意します。
・うんち袋:日数分(回数分)を用意します。
・タオル:吸水性の高いものを用意します。
・ウェットティッシュ:1袋用意します。
・ティッシュ:1BOXあると便利です。
・お散歩バッグ:ショルダータイプがあると両手が空いて便利です。
・粘着ローラー:携帯用の小さいタイプが便利です。予備も用意します。
・消臭剤:特にニオイが消えるものがよいでしょう。
・ビニール袋:いろいろな場面で役に立つので、大・中・小の大きさのものを数枚用意します。
・狂犬病予防接種証明書:施設や宿泊場所で必要になる場合があります。
・鑑札や迷子札:念のため首輪に付けておくとよいでしょう。
・犬用酔い止め薬:念のため持参しておくとよいでしょう。
・マナーベルト:施設や宿泊場所で役立ちます。
・救急セット:飼い主用も含め用意します。
・レインコート:急な天候不良に役立ちます。
・給水タオル:いろいろな場面で役立ちます。
・ベッドカバー:宿泊場所で役立ちます。防水カバーであればなお可。
ドライブを快適にするポイント
楽しい旅にするためには、ドライブを快適にすることが大切です。ちょっとしたポイントを押さえておくことで、飼い主も愛犬も気分よく過ごせます。
1.愛犬の食事は出かける2時間前までに済ませる
クルマに乗る直前に与えるとクルマ酔い(※)をする場合があります。きちんと消化してから出発しましょう。
※愛犬はハアハアと舌を出して呼吸をします。そのうちよだれをダラダラと垂らすようになります。吐く場合もあります。クルマ酔いをするとわかっている場合には、犬用の酔い止め薬を飲ませておきましょう。
2.出発する前には散歩などをしてトイレを済ませる
トイレを済ませ、ストレス解消をしておくと車内で落ち着いて過ごすことができます。
3.ケージやクレートの中にはいつも使っているベッドや好きなおもちゃを入れる。
愛犬は自分のニオイが付いているもの、好きなものがあると安心します。
4.休憩は1~2時間おきにする。給水も忘れずに
ドライブは飼い主も疲れるように愛犬も同じように疲れます。休憩時には愛犬を外に連れ出し、外の風に当たるなどして気分転換をさせてあげましょう。トイレ、給水も忘れずに。
5.渋滞時にも給水を忘れずに
渋滞中でも愛犬には我慢をさせることなく1~2時間おきに給水をしましょう。携帯用の給水器があると便利です。また、混雑のない日程を組んだり、交通が集中する時期などは、渋滞予測や渋滞情報を確認しながら、空いているルートや時間帯を考えましょう。
6.車内の温度や湿度に注意する
夏など車内が暑い場合、愛犬はハアハアと舌を出して比較的早い呼吸をします。その場合には、飼い主は上着を着るなどして、愛犬に合わせた温度に設定するようにします。日光が直接当たらないように、窓にはサンシェードなどを着けておくとよいでしょう。冬などは飼い主に合わせると、温度が高くなってしまいます。飼い主は上着を着るなどして、20℃くらいの温度に設定するようにします。窓ガラスが曇ってきたら湿度が高いということです。愛犬は湿気を嫌うので、窓を開けるなどして風の流れをつくるとよいでしょう。
7.適度な音量で音楽を流しておく
飼い主と同じように、愛犬も音楽で気持ちを癒すことができます。飼い主が好きな音楽は、愛犬も楽しめるようです。飼い主の表情や行動で、愛犬もそれを感じ取るからです。犬は聴力がよいので、音量は控えめにしましょう。耳障りにならない程度で流しておくとよいでしょう。
次回は「施設・宿泊場所編」の予定です。
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