わが家の猫が台湾へ
5月19日、わが家で産まれたメインクーンの男の子と女の子が台湾に巣立ちました。彼らはすでに生後6カ月。通常よりも長くわが家にいたので、何だかとても寂しい気持ちでいます。
特に男の子は、数回にわたってキャットショーに参加し、遠征にも行き、一緒に過ごす時間が長かっただけに、遠い外国の地に送り出すのは感慨もひとしおです。

台湾に猫を譲る際には、混合ワクチン接種のほかに狂犬病予防接種をする必要があります。接種後に30日間の待機を経て、台湾に入国することができるのです。
もちろん、マイクロチップの装着や書類上の手続きもありますが、比較的簡単な検疫の手続きで送り出すことが可能です。
しかし、私たち日本人が海外から猫を迎え入れる際には、とても厳しい検疫の手続きがあります。混合ワクチン接種後にまずはマイクロチップを装着し、狂犬病予防接種を受けます。
この順番が逆になったら即アウトです。そして、血清検査を受け、問題がないことが確認されてから、現地で180日間待機。最短でも生後11カ月でないと入国ができません。すでに成猫になってからでないと、お迎えができないことになります。
ただ、これは狂犬病発症国から迎える場合で、例えばニュージーランドなど狂犬病発症国でない国から迎えるときはこの限りではありませんが。
今回はオーナーさんが日本まで迎えに来てくれるので、子猫のお引き渡しは関西国際空港の第一旅客ターミナルにある動物検疫所の駐車場で行います。
わが家から関西国際空港まではクルマで約2時間。猫たちにはそれぞれに用意したキャリーバックに入ってもらって、しばらくのドライブです。検疫を受けてからオーナーさんと同じ飛行機で台湾に向かいます。
何度も子猫を送り出していますが、やはり子猫との別れは寂しい……。私にとって、それぞれが唯一無二の存在なので、いつも感傷的になってしまいます。
どうか幸せに……。