見守りカメラ「Arlo Pro」を導入したワケ

優良ブリーダーは環境づくりにも手を抜かない

[2018/03/29 6:01 am | 編集部]

最近、ネットワークカメラは、防犯だけでなく「見守る」ことを目的とされるようになりました。ただ、いろいろな商品があって、どれがいいのか迷っている人も多いと思います。そこで参考になるのが、優良ブリーダーたちがどういったカメラを使ってキャッテリーの環境を整えているのかということです。彼らは多頭飼育で、さらにショーや勉強会への参加と外出も多いのです。そんな多忙な彼らに選ばれているのが、米国でNo.1、40%以上のシェアを持ち、世界162カ国で使われているネットギア社の「Arlo」なのです。

今回は実際に「Arlo Pro」を導入した、メインクーンのキャッテリー「Cattery CHATJARDIN(キャッテリー シャットジャルダン」の太田ちかブリーダーに話をうかがいました。

Cattery CHATJARDINのメインクーン

「Cattery CHATJARDIN」は、山々に囲まれた自然の豊かな長野県の松本市にあります。自宅兼猫舎は、猫たちと快適に過ごせるようにと設計段階から工夫を凝らした共生住宅になっています。

なぜ、太田ブリーダーは「Arlo Pro」に決めたのでしょうか。きっかけは、ペトハピの記事だったようです。

「ペトハピで紹介されていた記事を読み、懇意にしているブリーダーさんがすでに導入していたことがきっかけです。わが家はブリーダーということもあり多頭飼いです。留守の間にも外からキャッテリーの様子を確認したり、災害が起こった際に状況をすぐに確認できるようにしたいという思いもありました」

「そして、『Arlo Pro』が私の希望どおりの商品だったことです。じつは、このようなカメラは子どもが赤ちゃんのころにベビーモニターを使ったことはありました。でも、スマホと連動して録画までしてしてくれるものではありませんでした。また、知識のない私には接続や設定に苦労した苦い経験もありまして……。それに、画質の割には高価だったように思います」

確かに少し前まで、ネットワークカメラは接続や設定が難しく、ハードルの高いものでした。しかし最近は、カメラの画質も向上し、撮影・録画機能、さらにはIoTといったスマートフォンなどとの連携によって利便性も向上しています。中には見守るだけでなく、おやつが飛び出るなどの商品もあります。

しかし、ペット用のネットワークカメラで重要なのは以下の項目だと、ペトハピでは考えます。

1.ワイヤレスであること

2.広視野角・高画質であること

3.接続・設定が簡単であること

それぞれ、各項目について実際に導入された感想をうかがってみます。

1.ワイヤレスであること

カメラ自体がACアダプター仕様だと、コンセントの近くにしか設置できません。さらに床置きタイプだとケーブルを噛んでしまったり、足を引っかけてしまう危険もあります。

「ケーブルがないというのは嬉しいです。噛んで感電したりすると心配ですし。充電式なのでコンセントがない場所にも設置できます。ベストポジションにコンセントがあるとは限らないので。わが家の猫たちは好奇心が旺盛なので、手の届かない全体を見渡せる場所に設置しています」

このようなコンセントのない高い場所に設置しています

「また、我が家はペットだけでなく防犯対策として玄関にも設置しています。カメラ自体が防水仕様なので安心です。そしてソーラーパネルも設置しましたが、こちらも簡単でした。余談ですが、カメラの設置を勧告するシールも付属しているので、これを貼ることで良い警告にもなると思いました」

防水・防塵なので屋外にも設置できます

2.広視野角・高画質であること

「Arlo Pro」は130°の視野角をもっています。この視野角があれば、カメラを動かさなくても左右はほぼ見渡せることになります。またハイビション画質なので、拡大しても細かいところまで見ることができます。夜間や暗い場所でも、赤外線モードでクッキリと見ることができます。

「本体が小さいにもかかわらず、広範囲を見られることに驚きました。それに画質もとてもよいので、拡大してもちゃんと猫たちを認識できます。それと、夜など暗くてもしっかり写るので、出産の様子を随時確認することにとても役立っています」

画質はかなりキレイです

どの猫がいたずらしているのかも一目瞭然

Arlo Proで撮影した猫たちの動画

夜間や暗い場所も赤外線モードでクリアに見えます

3.接続・設定が簡単であること

いくら高機能であっても、接続や設定が難しいと台無しです。「Arlo Pro」は超がつくほど簡単です。付属のネットワークケーブルで、親機(ベースステーション)と自宅のモデムを繋ぐだけです。そして、親機とカメラの「SYNCボタン」を押すだけで接続は完了します。あとは、好きな場所にカメラを設置すればOKです。また、「Arlo専用アプリ」をスマホやタブレットにダウンロードするだけ。このアプリもわかりやすく、撮影・録画設定や、家族で見られるように招待したりと、いろいろな設定ができます。

「本当に簡単でした。もっと難しいと思っていたのですが、あっけないくらいでした。アプリもいろいろな設定ができるので、家にいるときや外出するときで動作や音声検知の感度を変えたりしています。お水をこぼしてしまったとか、ケンカしているといったときにすぐに対処できます。実際に、相性の悪い猫を把握して、同時には遊ばせないようにしています。録画機能はよく使っていますね。つねに見ていたい場合、動きがあったときだけ通知してもらいたい場合など、こちらの都合に合わせて使えるので便利です」

筐体もメカっぽくなくてかわいい

このように、「Arlo Pro」を導入したことで、ブリード環境が格段に整ったと実感されているようです。さらに使い込んでいるからこその気付きもあったようです。

「カメラはマグネットのマウントにつけてあるので簡単に取り外しができます。なので、子どもがお留守番をするときなどには、カメラをリビングに持ってきて様子を見ていたりと、猫だけでなく家族の見守りにも活用しています。カメラにマイクとスピーカーが内蔵されているので、子どもがゲームばかりしているときにはスマホから音声で叱ったりもできます(笑)」

このようにプロにも愛用者が増えている「Arlo Pro」。うちの子は、留守中に何をしているのだろう。そんな実際の行動を把握できて、はじめて最適な共生空間づくりができるのではないでしょうか。みなさんも、通説や思い込みではなく、実際に見ることによって、愛するペットの気持ちを理解できるのかもしれませんね。

Arlo Proで撮影した猫たちの動画その2

[編集部]