薄明薄暮性動物といわれる猫の昼間を観察してみると……

猫は、よ〜く寝ます。ホントに寝てばかり。室内飼いの猫だと、夜中も人間に付き合うようにしてずっと寝ていたりします。

猫は「薄明薄暮性動物」といわれており、明け方と日没直後の「薄暮」つまり薄暗い時間帯に狩をするために活発に活動するそうです。夜行性ってわけじゃないんですね。ともあれ、明け方とか日没直後の狩のため、それ以外の時間帯は体力温存。鋭意寝ているというわけです。

……でも、ずっと寝てばかり? と思って昼間の猫を観察したことがあるんですが、意外なことがわかりました。寝床をちょこちょこと変えていたんです。その様子を撮ったものがありましたので、ぜひご覧ください。

時期は12月上旬。外は快晴。でも寒い日です
朝9時ごろになると、猫が明るい場所にある寝床にやってきました。白い薄いカーテンに直射日光が当たるため、この場所はほんのり暖かいです
暖かくて快適そうな寝床。心地よい場所で寝るというわけですね
それから1時間半が経過。10時ごろには寝場所を少し変えました。猫の背景は透明の窓で、直射日光が寝床に差し込みます。より暖かい場所で寝るんですね
11時ごろになると、窓際のベッドにたっぷりの陽光が差し込みます。猫はこれを知っていて、ベッドの上で日向ぼっこ
しばらくここで寝る……ようです
しかし、その30分後には床にゴロリと。ベッドの上はどうやら暖かすぎたようです。ヒンヤリした床の上、多すぎない直射日光を楽しんでいるようです
気持ちよさそう。猫は快適に寝られる場所をいつも探求している。ただただ寝ているわけではないんですね
15時を過ぎると日が傾いてきました
ベッドの上には布団。ここが心地よいようで、猫がやってきました
直射日光を浴びたベッドと、その上にある布団が、暖かくて柔らかくて気持ちいいのかもしれません
それから1時間少々。16時を過ぎると日が沈み始めます。猫はさっきの場所にまだいます
その後しばらくここで寝て、暗くなると人間がいるリビングに行きました。夜はリビングの寝床でぐっすり寝ていました