Q:歯磨きはしたほうがいいのでしょうか?

[2016/04/21 3:01 pm | 編集部]

A:歯周病予防に歯磨きは必要!

野生の猫と違い、飼い猫はやわらかいウェットフードや食べやすいサイズのドライフードを食べています。そのため、近年では人間同様に歯周病になる猫が増えています。歯周病がひどくなると抜歯などの手術の必要が生じます。そうなる前にきちんと予防をしてあげましょう。

歯周病を予防するために効果を発揮するのは歯磨きです。しかし、猫に歯磨きをするのはなかなか困難です。まずは口の周りを触られることに慣れてもらいます。その後、口の中に指を入れ、歯や歯茎を触られることに慣れてもらいます。次に、ガーゼを指に巻いて、歯の表面をゆっくりと磨いてみます。これがクリアできたら初めて歯ブラシを使います。小刻みにゆっくりと磨きます。1日1回を習慣にしましょう。

どうしても歯ブラシが苦手な猫は、ガーゼで磨くか、それも苦手なら口腔内ケア用品を使ってみることをオススメします。1滴垂らせばOKというすぐれものの商品もあります。歯磨きほどの効果はありませんが、歯垢をつきにくくする効果はあります。無理をすると猫に苦痛を与え、飼い主が嫌われることになります。焦らずゆっくり、猫の様子を観察しながら進めるといいでしょう。すでに歯石が付着している場合は、獣医などの専門家に相談してみましょう。

[編集部]