ペットオーナー大注目! 東芝からキャニスター型コードレス掃除機が新登場

先日はシャープのコードレスキャニスター掃除機「RACTIVE Air」をご紹介しました。

そして、ペットオーナーからも人気の高い東芝ライフスタイルからも、キャニスター型のコードレス掃除機が発表されました。ペトハピも取材してきましたので、発表会のレポートをお届けします。

まずは外観。これまでのサイクロン掃除機のデザインとは一線を画しており、本体のデザインがオシャレになっています。これを東芝ライフスタイルは、裏表のない「ダブルフェイススタイル」と呼んでいます。ただ、これはデザインだけはなく、使い勝手につながっています。円筒形に大口径の車輪を組み合わせた車輪で旋回性がよく、ひっくり返らないのです。

キャニスター型の掃除機は、スティック型と違って、掃除のときに本体は私たちのあとからついてきますよね? 後ろを見ながら掃除をするわけではないので、気がつくとよく掃除機が転んでいたり、テーブルや椅子の脚、コーナーなどに引っかかったりします。しかし、新製品の「VC-NX」シリーズ(TORNEO/トルネオではない)は、転ぶことなく使い続けられるのです。

また、本体についているハンドルは可動式になっているので、持ち運ぶときに便利です。もともとバッテリー内蔵でありながらも軽量化されているのですが、2.8kgとは感じなかったのは、この可動ハンドルとモーター、バッテリーといった基幹部品をバランスよく配置した安定した重心をによるものなのでしょう。

次に、いわゆる「吸引力」。サイクロン掃除機の性能を左右するような言われ方をしていますね。新製品の「VC-NX」はここでも進化しました。自社開発&製造の新開発ハイスピードDCモーター「HD45」は4極単相ブラシレスで、効率とトルクを飛躍的に向上させたことにより、強い吸引力を実現しました。少し専門的になりますが、最大入力は450w、最大回転数は120,000rpm。開発陣は、あの「吸引力」のダイソンを超えようと、まさに“世界でもっとも強いモーター”をつくり出しました。

また、10本の大容量リチウムイオン電池を効率よく配置し、連続運転最長60分を実現しています。60分あれば、たいがいのご家庭では隅から隅までお掃除できますね。

もちろん、自走式ヘッド「らくとるパワーヘッド」も新開発。空気の流れを見直し吸い込み幅が広がったことで、微細なチリゴミまでしっかり取ることができます。また、Agブラシ、フッ素加工ブラシで、フローリングやじゅうたん、畳など同じヘッドで掃除することができます。

実際に、長毛種の抜け毛に見立てた綿や猫砂を撒いて掃除してみました。壁のキワまで、しっかりと掃除できているのがわかると思います。

また、ダストカップは本体の中、車輪と車輪の間に格納されているのでスマートです。ゴミが見えるのを嫌がる女性には嬉しいですね。ゴミを圧縮するので、ゴミ捨てのときにホコリの舞い上がりがなかったり、ダストカップを分解して丸洗いできるなど、日本メーカーならではのお家芸も健在です。

さらに、おもしろかったのが、プレミアムモデルとなる「VC-NXS1」。これは、「VC-NX」に充電機能のあるダストステーションが付属するタイプです。ロボット掃除機「トルネオロボ」で採用された東芝独自のしくみです。

掃除が終わった「VC-NX」をダストステーションに戻せば、ゴミとフィルターのチリをステーションが自動的に吸い上げ、ダストカップ移動してくれます。なので、掃除機本体のゴミ捨てやフィルターのお手入れは不要となります。ステーションのダストカップは、2週間~1カ月程度はゴミをためておくだけの容量があります。当然、こちらも丸洗いできるので、いつも清潔に使えます。

いかがでしょうか? なかなか興味深い掃除機だと思いませんか? 東芝は、この掃除機をグローバルモデルという位置づけで共通プラットフォームを採用し、中国や欧米に向けて展開していくようです。詳しい試用レポートも予定しているので、お楽しみに。