国内最大級のペットイベント「インターペット2017」が東京ビッグサイトで開催されました。第7回目となる今回は、昨年よりもホールを拡大し、国内外から約390社の出展者が集いました。
3日間の一般来場者数は、昨年よりも7773人増の2万5472人。ビジネス関係者も含めた合計は、1万560人増の3万8140名。そして、来場したペットも4839頭増の1万4848頭。イベントに参加された人は、例年以上の盛り上がりを感じたのではないでしょうか。
編集部も3月30日(木)のビジネスデーと4月1日(土)の2日間取材に行きました。たくさんのワンちゃんや猫ちゃんも撮影させてもらいました。こちらのギャラリーは随時更新していきます。ご協力ありがとうございました!
ここでは、写真とともにイベントの様子をレポートしていきます。まずは、ペットを飼っていると、もっとも気になるペットフード&おやつです。今年は海外メーカーの出展も多く、日ごろ見慣れないパッケージのペットフードを目にした人も多かったのではないでしょうか。会場で愛犬に試食させたり、試供品をこれから試そうとしているかもしれません。また、会場に足を運べなかった人も愛犬や愛猫のペットフード選びの参考にしてもらえればと思います。
以前にこちらの記事でもご紹介した「K9ナチュラル」。世界有数の牧羊大国ニュージーランドの恵まれた自然環境で育った良質な原材料を使用したプレミアムフード。成長ホルモン剤や抗生物質、サプリメントなどは一切使用しない、人間食用の家畜・家禽を用いています。さらに、農業先進国として厳格な管理基準のもと、生産される高品質の農作物を使用。非加熱フリーズドライの総合栄養食なので、水やぬるま湯を加えてつくるのでオリジナル感も楽しめます 銀座と鎌倉にフードやペット用品の直営店を持つジャーマンペットは、ドイツで人気の「animonda(アニモンダ)」の「フォムファインステン」などのラインアップを紹介。ドイツはペットフードの製造においても法律で厳格に管理されています。アニモンダはヒューマングレード基準を遵守した安心・安全なペットフードを生産しています 原材料となる肉は最高等級で、その割合は約80%以上となっています。工場納入後、数時間以内に製品化するなど徹底しており、もちろん、グルテン、グレインフリーで、ヒューマングレード。さらに、特筆すべきはそのパッケージング。まるで人間が食べるようなカラフルでオシャレなデザインは、冷蔵庫に揃えておきたくなるほど!? 開封後の専用キャップも用意されています 300年以上の歴史を誇るドイツのフードメーカーとの共同開発によって誕生した「Plaiaden(プレイアーデン)」。人間の食品と同じ安全基準であるヒューマングレードで、原材料には厳選された高品質のオーガニック食材を使っています。100%有機の原材料を使用している証のBioを取得したこだわりのフードです フードの中身だけでなくパッケージにこだわっているのも特徴。ウェットフードの缶フタは、金型から起こした細かいつくりとなっており、その仕上がりには驚かされます。トリーツのパッケージは、まるで高級な紅茶のケースのようでオシャレです 「ZiwiPeak(ジウィピーク)」は、エア・ドライ製法によって、素材の風味と栄養を損なわないようにつくられています。肉を85%以上使用し、肉の風味と栄養が活かされているのが特徴です イギリスで2014年に創業したペットフード「devoted」。EUの厳しい基準をクリアしているだけでなく、グレインフリーのプレミアムフードを生産。また、原材料に抗酸化作用の豊富な野菜、果物、植物を使うことで、フードによる予防で健康寿命を考えています。PeTAという世界的な動物権利団体の認証も取得 イタリア最大のペットフードメーカー「MONGE」が日本に上陸。EUの厳しい基準をクリアしたグルテン、グレインフリーのドライ・ウェットフードを製造。XOS(キシロオリゴ糖)を配合した総合栄養食「Natural Superpremium」シリーズをはじめ、本来の食性に沿って肉の比率を高めた「B Wild」シリーズ、ハイプレミアムクオリティの「Gemon」シリーズ、獣医学に基づいた治療食「Vet Solution」シリーズなど、あらゆるニーズに対応するラインナップを提供しています イギリスの「AATU(アートゥー)」の特徴は80:20。肉や魚といったタンパク原料を80%、フルーツやハーブなど植物原料が20%。グレイン、グルテンフリーのプレミアムフードで、新鮮な生肉を主原料とした世界初の単一タンパク源フード ドイツでシェアNo.1(2016年時点)のプレミアムフード「HAPPY DOG(ハッピードッグ)」&「HAPPY CAT(ハッピーキャット)」。ドイツのバイエルン州にある250年を超える歴史を持つInterquell社で製造され世界67カ国で販売されてます。ヒューマングレード、グルテンフリー、グレインフリーはもちろん、消化吸収率は90%以上なので、控えめなフード量で栄養バランスは十分。結果的に糞便の量も少ないという効果も 愛犬の年齢や状態にあったフードをカスタムメイドしてくれる「レオ&レア」。国産の厳正食材を国内工場で丁寧に製造しています。愛犬の条項管理をしてくれるマイカルテに登録することで獣医や栄養士が、最適なオリジナルフードを定期的に送ってくれます。さらに、愛犬の名前と写真入りのオリジナルパッケージで送ってもらえるのもうれしいポイント “より豊かな暮らしを愛犬と!”の合言葉のもと、ペットとの生活をシンプルで良質なものにするキャリーバックやケージなどの商品をプロデュースする「free stitch」。今年からはニュージーランドのプレミアムドッグフード「KIWI」の取り扱いもスタート カナダのPetKind社のクリーンドライプの缶詰「Tripett(トライペット)」。グリーントライプとは、牛や羊などの4つの胃を持つ動物の4番目の胃袋の呼び名です。野生の肉食動物が草食動物を捕獲したときに、真っ先に食べる部位で、もっとも吸収のよい栄養素が存在すると言われています。人間にとっては臭いニオイでも、犬にとっては食欲が掻き立てられるニオイだそうです オーストラリア産の素材にこだわった無添加ペットフード「CUPURERA(クプレラ)」。グレインフリーで、加熱調理後に失われてしまう酵素や乳酸菌を新たに配合しているのが特徴 POCHIブランドから新発売された総合栄養食「POCHI ザ・ドッグフード 3種のポルトリー」。グレイン、グルテンフリーに加え、ミートミールフリーで新鮮生肉にこだわったドッグフード。栄養バランスもよく、豊富なトッピングを使ってアレンジフードをつくることができます 素材に余計な加工や添加を施さず、食材を活かしてつくり上げたドライフード「ドットわんごはん」。旨みを引き出し、消化吸収しやすくするため、「茹でる」「炊く」などの下調理をしたあと、低温で乾燥させています。4種類のラインナップでローテーションさせて、30品目の食材を摂ることが可能となっています ネスレ ピュリナ ペットケアは、ピュリナ最高峰のプレミアムニュートリションフード「PRO PLAN」、「ピュリナ ワン」などを展示。人気ブランドの中から、年齢や好みに合わせたサンプルをもらえるブースは行列になっていました ワンフーのラブガドは、「スローフード」のコンセプトをもとに、高たんぱく・低脂肪・低コレステロールのウサギ肉を100%使用。悪玉コレステロールも下げてくれるアボガドオイルや、胃腸にやさしい食物繊維を多く配合 「すべては犬と猫のために」という企業理念を持つロイヤルカナン。犬種、猫種別、さらに年齢にも配慮した高品質なフードを展示。また、最近のペットの高齢化に対するフードによる予防や療法食も紹介していました。ブース内では体験や実験ができるコーナーやセミナーも実施されたので、参加された人も多いのでは? わが家の愛犬も大好きな愛犬同伴可能な焼肉レストラン「うしすけ」。「会場限定の燻製 牛タン」をはじめ、ワンちゃんたちが喜びそうなおやつや焼き肉を販売。こんなに本格的な牛タンも! 本格フレンチが味わえるドッグカフェ「AndyCafe」は、似顔絵ケーキや愛犬用の本格的なオードブルなどを販売。見た目からおいしそうでワンちゃんたちも大喜び間違いなし!? Webサイトでも購入できます ハッピーホリデイの「ハッピーデリ ペットサラダ」は、新鮮でおいしい野菜を自宅でつくれる栽培キット。小鳥や小動物がメインですが、野菜を食べるワンちゃんたちにも向いた商品かも POCHIブランドは、ビスケットやボール、ケーキ、ジャーキーなど、おやつのラインナップも豊富。気になる人はこちらをチェック 素材を活かしたおやつも充実していました。お得なイベント限定価格でたくさんのおやつを購入した人も多いのでは? こちらは立派なエゾ鹿の角 マース ジャパンは、愛猫のご褒美に最適なウェットフード「シーバ パウチ」や「シーバ デュオ」、飼い主が愛猫とのコミュニケーションを楽しめる猫用おやつ「シーバ とろ~りメルティ」「ドリーミーズ」などを展示 スペクトラム ブランズ ジャパンが展示していた「ディンゴ ミート・イン・ザ・ミドル」。ガムとジャーキーのそれぞれのメリットがひとつになった人気の骨型ガム。こちらは新商品のディンゴ ミート・イン・ザ・ミドル(チキンリング)で、チキンの正肉(鶏ささみ)を牛皮に挟み込んでいます 日本ペットフードは、人気の「ビタワン君のおやつシリーズ」のラインナップなどを展示。新商品の「国産鶏のテリーヌ仕立て」や「炭焼き風焼肉仕立て」など、見た目も本格的な仕上がりとなっています 愛犬のためのトリュフ入りのゴージャスなトリーツも。こちらはGreen Letterのベイクドタイプのスティック。ちなみにトリュフを探すときにはメス豚が使われているイメージですが、豚はトリュフを食べてしまうため、最近は犬でトリュフを探すことが多いそうです こちらはユニ・チャーム ペットが森永製菓と共同開発し、「グラン・デリ ワンちゃん専用 おっとっと」。じっくり焼き上げたノンフライ製法で“カリッ”と楽しい新食感、9種類のバラエティ豊かな粒、仕上げのチキンパウダーコーディングが特徴です