アイペット損保、ペットにかける年間支出の調査結果を発表

[2017/01/20 6:00 am | 編集部]

みなさんは、昨年ペットにいくらお金を使ったか把握していますか? また、これからペットを飼いたいと考えている人は、年間にいくらかかるかシミュレーションをしていますか?

アイペット損保は、犬や猫の飼育者755名を対象に実施した、ペット関連支出のアンケート調査結果を発表しています。

犬飼育者は「5万円以上~10万円未満」、猫飼育者は「5万円未満」が最多

2016年のペット関連支出額に関しては、犬飼育者は「5万円以上~10万円未満」が29.7%ともっとも多い結果に。猫飼育者は「5万円未満」が43.3%となっていますが、「5万円以上~10万円未満」も27.6%、「10万円以上~15万円未満」も13.0%という結果になっており、犬とそんなに変わらないことがうかがえます。

想定以上にかかった項目は「治療費」という回答が4割

当初の想定以上にかかった項目に関しては、犬猫飼育者ともに「治療費」が4割を超えています。治療費・予防費と合わせて健康関連の項目は全体の6割以上という結果に。具体的な理由を聞いたところ、「予想外の入院を伴う病気にかかったから(59歳・男性・猫飼育者)」や「誤飲の手術をしたため(42歳・女性・犬飼育者)」と不測の事態をあげる回答が多かったとのことです。

治療費の中央値は3万円。高額事例は220万円というケースも

ペット関連でかかった金額を項目別に見てみると(※世帯毎のため、多頭の可能性あり)、中央値は治療費とフード・おやつが3万円と同額になっています。さらに、最高金額は治療費が220万円とにのぼっており、病気やケガの状況によって治療費が高額になる場合もあるようです。

2017年のペット関連支出は「増えそう」という見方が約3割

2017年のペット関連支出の見通しに関しては、「増えそう」と考えている人が約3割という結果に。「増えそう」と回答した人に具体的な項目を聞いたところ、治療費や予防費といった健康関連の項目が上位となっています。「高齢になると今まで以上にケアすべき部分が増えそうなので(47歳・男性)」「手術をする予定だから(71歳・男性)」とペットの年齢や具体的な支出予定を理由にあげる回答も多くなっているそうです。

フード・おやつに関しては、「もっといいフードを食べさせたいから(25歳・女性)」や「どんどん食事が贅沢になってきたから(58歳・男性)」とペットの家族化が進むにつれて、ペットに与える食べ物への関心も高まっていることがうかがえます。

ペットを飼うには当然お金がかかります。そして、人間同様に高齢になれば医療費なども増えていきます。ペットを飼う前はもちろん、飼ったあとも予期せぬ出費に対応できるようにマネープランを立てておくことが大切になります。もし大切なペットが病気やケガをし、高額な治療費が必要になったとき、「そんな余裕がない」という理由でペットがずっと苦しむ姿は見たくないですよね。

【調査概要】
調査対象:全国の犬・猫飼育者755名(犬飼育者:489名 猫飼育者:266名)
調査期間:2016年12月21日
調査方法:インターネットによるアンケート(複数回答可)を実施

[編集部]