あなたのペットには花粉症の症状は見られませんか?

みなさんは花粉症に悩まされていますか? アイペット損保は、花粉症の時期に合わせて犬/猫オーナーを対象にアンケートを実施しました。

日本人の4人に1人は花粉症と言われているように、もはや現代病となっている花粉症。いまや大きな問題となっている花粉症の対策として、花粉が無い新品種のスギ「はるよこい」が 開発されました。しかし、花粉症に悩まされるのは、人間だけではありません。

アイペット損保が行った調査の結果、人間の花粉症の有無によって、ペットの花粉症への認識が異なることが判明。ペットの花粉症は人間の症状とは異なるため、気づきにくく、花粉症にかかっているペットは意外と多いかもしれません。

約半数がペットにも花粉症があることを知っている

ペットにも「花粉症」が存在することを知っているかの質問では、半数近くが「しっている(聞いたことがあるという回答を含む)」と回答。その一方で、半数以上の回答者がペットの花粉症を知らないことから、ペットたちの異変は気づかれにくい状況のようです。

あなたはペットも花粉症にかかる可能性があることを知っていますか?(単数回答,n=538)

人間の花粉症の有無で同じ質問をしたところ、自分自身や同居人が花粉症の場合には、ペットの花粉症の存在をしっている割合は半数以上となっています。実際に花粉症にかかっている人ほど、花粉症の話題に敏感のようです。

あなたはペットも花粉症にかかる可能性があることを知っていますか?(単数回答,n=538)

花粉シーズンにもっとも多く見られるペットの症状は「くしゃみ」

花粉シーズンのペットに見られる症状については、「くしゃみをする」という回答がもっとも多くなっています。「くしゃみ」は気づきやすい症状のため、人間の花粉症と重ね合わせて見る人が多いようです。

春や秋といった花粉が多く飛ぶ時期に、ペットに以下のような症状がみられたことはありますか? (複数回答,n=538)

アイペット損保の獣医師によると、「くしゃみや鼻水を垂らすことが花粉症の症状であるとは言い切れませんが、何らかの異物に対する反応ですので、注意が必要です(ハウスダスト等にも反応を示す可能性あり)。一方、ペットの目の周りが赤くなったり、必要以上に体を舐めたり(=かゆがる)、飼い主の帰宅時にかゆがったりすることは、アレルギーに特徴的な症状です。このような、アレルギーに特徴的な症状とくしゃみや鼻水といった症状を起こす頻度が増えたり、季節により悪化したりするようであれば、花粉症を疑う必要がありそうです。花粉症の診断には総合的な判断が必要となるため、ペットの様子がいつもと違うときには、動物病院で診察を受けることをお勧めします。早期の対策により症状の悪化を防ぎたいものです」とのこと。

犬オーナーは花粉の飛散量が多い日は散歩を控える傾向

花粉症にかかっている犬オーナーの場合は、花粉の飛散量が多い日は「10分未満」という回答が多い傾向があります。また、花粉症にかかっていない犬オーナーは、飛散量の有無によって散歩時間が左右されにくいことがわかります。

花粉症にかかっている犬オーナー
花粉が多く飛ぶ日のペットとの散歩時間について教えてください。(単数回答,n=264)

花粉症にかかっていない犬オーナー
花粉が多く飛ぶ日のペットとの散歩時間について教えてください。(単数回答,n=264)

ペットのためにしている花粉症対策とは?

ペットの花粉症について「知っている」と回答した人に、ペットのための花粉対策を聞いたところ、約64%が何かしらの対策を行っています。具体的な対策としては、「家に入る前にブラッシングや体を拭く」「空気清浄機を使う」「ペットとの外出時間を短くする」などが挙げられています。

花粉対策としてペットのために行っているものを教えてください。(複数回答,n=166)

みなさんのペットは大丈夫でしょうか? ペットの花粉症は、くしゃみや鼻水の頻度、そのほかの症状とそれらの起こる状況(飼い主の帰宅後にかゆがる等)を踏まえた総合的な診断となるようです。 目や鼻に顕著な症状が表れる人間の花粉症とは異なり、ペットは皮膚に症状が表れやすいとのことです。こまめにチェックをして、もし異変を感じたら動物病院で診察を受けましょう。

【調査概要】

  • 調査対象:20代以上の犬猫の飼い主
  • 調査人数:562人(男性281人、女性281人)
  • 調査方法:インターネットによるアンケート(複数回答可)を実施
  • 調査期間:2016年3月2日~3日