ペットと一緒に「空の旅」死亡リスクもあり要注意 ~飼い主が心がけたい安全な飛行機輸送「8カ条」

ペットと一緒に「空の旅」死亡リスクもあり要注意

飼い主が心がけたい安全な飛行機輸送「8カ条」

東洋経済オンライン | 2023/2/8

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このコーナーでは、注目ニュースに対する編集部や識者のコメントを紹介します。

このツイートには、当初から賛否両論がありました。JAL側のミスを指摘するものもあれば、飼い主の自己責任を指摘するものもありました。ペットを飼っているみなさんは、あらためて自分ならどうするのかを考えるきっかけになったのではないでしょうか。

編集部や関係者に聞いたところ、もっとも多かったのは短期間であれば、ペットホテルに預けるというものでした。最近はペットホテルも環境がよくなり、写真や動画でペットの様子を見られるようになっている施設もあります。

どうしても連れていきたい場合は、クルマや電車などを利用するようです。その理由は、つねに傍で様子を確認することができるからということです。クルマの場合は、トイレ休憩などで気分転換もできるので犬にとってもストレスは少ないでしょう。

もちろん、今回のように止むに止まれぬ理由がある場合もあります。しかし、万が一は誰でもあります。ですので日ごろからそういったことを考え、預かってくれる友人や施設などを見つけておくことも飼い主の責任だと思います。

そうすれば投稿主さんは、なんの心配もなく単身で向かうこともできたでしょう。急ぐのであれば、なおさら身軽のほうがよいでしょう。

飛行機にペットを乗せるのは、それなりにリスクが伴います。ですので、航空会社の輸送環境や注意事項、免責事項をしっかりと確認して、預ける前に十分な検討をすることは、飼い主の責任だと思います。そのうえで、記事で紹介されているように安全に留意しておくことが大切です。

また、すべてを自己責任としてしまうのでは、サービスは改善されません。航空会社には、こうした事故が起こらないように、情報の共有だけでなく、動物取扱責任者やペット救急法指導員(ペットセーバー)などの資格を持った人を置き、よりよいサービス環境づくりをしてもらいたいものです。

法律上は貨物ではありますが、ペットは私たちと同じ生き物であるという認識が徹底されていれば、ペットへのストレスが最小限になり、快適な空の旅ができるようになるかもしれません。