猫は親や兄弟姉妹がわかるのか!?
太鼓判ブリーダーが猫たちとの暮らしをご紹介。ほのぼのした日常やブリーダーならではの話など、いろいろな日常をお届けします。今回はメインクーンのブリーダーCattery Amangroup/阪根美果さんです。
わが家はリピーターが多く、先住猫と両親が同じ、または片親が同じという兄弟姉妹が、同じ家族のもとへ巣立つことがあります。また、先住猫の父猫や母猫がブリードを引退してから同じ家族のもとへ巣立つこともあります。
しばらくしてから、仲良くなれたかどうかのご報告をいただくのですが、ほとんどの場合は「時間がかからずに、ケンカすることもなく仲良くなれました」とのこと。猫は親や兄弟姉妹がわかるのではないか!? と感じる瞬間です。
もしかしたら、わが家のニオイを覚えていて、それを新しい家族になった猫から嗅いでいるからかもしれません。もしくは、血縁なら気質が似るので、この猫とはケンカをしなくても大丈夫などと感じているからかもしれません。
いずれにしても、人間でいうところの「同じニオイがする」「同じ釜の飯を食った仲間」といった感覚的な要素を猫も感じ取っていると思うのです。ほかにも、わが家出身の3頭の猫と別の家出身の猫を4頭飼っている方がいるのですが、昼寝の時間にはその3頭と4頭がそれぞれ別の場所で猫団子になって寝ているそうです。これを聞くと「やはりわかっている」と思うのです。ブリーダーとしてはなんだか嬉しいです。「私、アマングループ出身です」「ええっ、僕もです」なんて自己紹介しているかもしれないですからね(笑)。
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