信楽のわが家に本物のタヌキがやってきた!
タヌキはキツネと同じでイヌ科の動物です。夜行性で夜に行動し、主に森林で生息しています。日没の約1時間前から行動を開始し、真夜中に休憩をして日の出まで採餌活動を行います。しかし、人間のいない地域や餌の少ない地域では、昼間でも活動するそうです。
最近では都市部に生息しているタヌキも多く、普通の道だけでなく高速道路に侵入して交通事故に遭って死ぬタヌキも多いそうです。性格は臆病で警戒心が強く、大きな音や環境の変化に敏感。あまりタフな動物ではないとか。
そんなタヌキですが、わが家の裏庭に姿を現しました。それも昼間に2匹です。1匹は私の姿に気づいて警戒しているようでしたが、1匹はのんびりと日向ぼっこしながら毛繕いです。冬場のタヌキはカップルで行動すると聞いたことがあるので、オスとメスかもしれません。しかし、昼間に現れたということは、わが家は「人間のいない地域」とタヌキに認識されているのかもしれません。確かにわが家の愛犬もめったに吠えないし、愛猫も鳴くことはほとんどありません。私もそれほど騒がしく住んではいないので(笑)。
ネットで調べたら、昼間に活動するタヌキは病気の可能性もあるそうです。最近は疥癬(かいせん)を患っているタヌキが多いらしく、感染したタヌキは毛が抜け落ちて、象のような皮膚になるとか。酷くなるとあまりの痒さで全身を掻きむしり、食事も摂らなくなるので、数カ月で餓死してしまうようです。原因はビセンダニというダニの寄生です。感染した動物との接触や感染した動物と行動圏が重なることなどで感染するそうです。
裏庭に来たタヌキは毛が抜けていませんでしたが、感染がゼロとはいえません。裏庭に愛犬たちが行くことはありませんが、夜中にタヌキが家の周りに来ていることがあるかもしれません。外から帰ったときには、愛犬の足の裏の消毒と、掃除後の玄関の消毒はかかせないなぁとあらためて思ったのでした。
信楽にはさまざまな場所に焼き物のタヌキがいますが、野生のタヌキを見たのは初めて。やはり野生に生きるタヌキは警戒心があるので凛とした部分があり格好よかったです。
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