なぎさグループとペトハピが「ペットの終活」セミナーを開催

8月の3連休、霊園・墓石の総合企業・なぎさグループの新社屋・市川ゲートウェイにて、「ペットの終活」セミナーを開催しました。このセミナーは、なぎさグループ友の会「やすらぎ21」の会員さんを対象としたものです。 当日は、新型コロナウイルス感染予防として、講師及び参加者全員がマスク着用、検温、アルコール消毒、ソーシャルディスタンスなどを徹底して開催されました。

会場の新社屋・市川ゲートウェイ

「やすらぎ21」は、もしものときに残された家族の負担を軽減することを目的とした終身会員システムです。入会金(1万円)のみで年会費や積立金がかからないにも関わらず、葬儀費用などの会員割引といったさまざまなサービスやイベントに参加できるなど、魅力的な会員組織です。今回のセミナーもその一環として開催されました。

屋内ドッグスペース
屋外ドッグラン

「やすらぎ21」の会員さんのなかにも、ペットと暮らしている方が多くいらしゃるようで、会場となった社屋もペットと一緒に入館できるようになっています。3階には、屋内のドッグスペースと、屋外のドッグランも完備されているなどペットフレンドリーな造りが印象的でした。

これまでも、ペットと暮らす会員さんから、ペットの葬儀や供養について多くの相談が寄せられたこともあり、なぎさグループでは横浜市の「六浦霊園」と、茨城県つくば市の「牛久沼聖地公苑」の2つの霊園でペットの対応をしています。なかでも、「六浦霊園」は、全国でも珍しい、ペットと一緒に入れる墓所「ともに。」も用意されています。

講師は、「ペットの終活」著者であり、ペットジャーナリストとしても活躍する阪根 美果さん。自身もメインクーンのブリーダーとして、また愛犬家として多くの死に直面してきました。そこで考えたこと、取り組んだことなどをまとめたのが「ペットの終活」であり、実践するための情報を網羅したのがペトハピ「ライフノート」です。

講師の阪根 美果さん

参加者はペットと暮らすやすらぎ会員さん

参加されたみなさんは、愛犬・愛猫と暮らしているとのこと。なかには愛犬と2人暮らしという方もいらっしゃいました。年配の方が多かったこともあり、ペットを失う悲しみ=ペットロスよりも、自分たちの方が早く亡くなってしまったときのペットが心配という声が多く聞かれました。

参加者はペットペアレンツ
ワンちゃん連れの方も

もともとご自身の終活については実践されている方もいらっしゃり、ペットも同様にと考えているようでした。ただ、人間がシニア期に入ってからスタートするのと違い、ペットはシニア期からでは遅いという場合もあります。人生100年時代といわれる人間は、シニア期から十数年もの時間が残されていますが、ペットには数年しか残されていないのです。 ペットは人間の4倍のスピードで年を重ねていきますから、若いうちから始めることが大切だと阪根さんは話します。

ペトハピの考えるペットの終活は「死」ではなく「生」がテーマ

一般的なペットの終活は、人間と同じように、シニア期以降の生涯の終焉にに向けての準備という考え方が多く見られます。しかし、ペトハピの考えるペットの終活は、いつかは訪れるペットとの別れをきちんと受け止め、それまでの時間を後悔のないよう、ペットとともに素晴らしい時間を過ごすために必要な活動と捉えています。飼い主が、愛するペットとともに「どう生きるのか」を考えることなのです。

熱心にメモをとる方
思わず涙ぐむ姿も

そのためには、しっかりとした準備が必要です。ペトハピの「ペットの終活」は、大きく分けて以下の4項目を考えていきます。

▶ 医療・保険等を考える
▶ 飼い主の思い・思い出を整理する
▶ 介護・ホームを考える
▶ 供養・お墓を考える

今回は1時間半という限られた時間でしたので、「ペットの終活」のエッセンス、考え方を中心に進められました。万が一に備えるということで、ペットに対しての医療や保険、葬儀や供養などとともに、飼い主の万が一に備えるための考え方や準備なども話されました。

「ライフノート」はペットに対する愛情の結晶

ペットは自分で終活をするこができないので、飼い主が自ら実行してあげることになります。それは、これまで幸せと安らぎを与えてくれたペットへの責任です。そして、「ペットの終活」は、ペットへの恩返しだと阪根さんは話します。

御守りでもある「ライフノート」

終活の進め方がわかれば、あとは実行するだけです。しかし、ゼロからはじめるのは大変です。そんなときに便利なのが、ペトハピ「ライフノート」です。このノートは、あらかじめペットの終活に必要な項目をすべて盛り込んでありますので、多岐にわたる情報を、質問に答えるかたちで簡単に記入できます。

事前に情報や考え方を整理しておくことで、ペットに万が一のことが起こっても狼狽したり、混乱することがありません。しっかりした準備がなされていれば、冷静に判断して対処することができます。その結果、後悔することも少なくなりますので、ペットロスも軽減することができます。

また、「ライフノート」はペットの御守りにもなります。万が一は飼い主にも起こり得ます。情報が整理されたノートは、次の飼い主さんへの貴重な情報になります。内容を見れば、いかに愛情をもってペットを育てていたのかが理解できます。新しい飼い主さんも、同じように深い愛情でペットを育ててくれるでしょう。

ペットの終活以外にもいろいろな相談も

まとめ

「ペットの終活」は、シニアになってからはじめるのではなく、迎えたときから、思い立ったときに始めましょう。まだ大丈夫と思っていると、ペットはあっという間に年を重ねて、虹の橋を渡ってしまいます。必要なことをしっかりと考え、その準備をしておくことで、飼い主にとっても、ペットにとっても納得できる幸せな未来を創造することができるでしょう。

ペットはあなたの大切な家族です。生活に必要なことだけでなく、「命」についても真剣に考えてみませんか?「ペットの終活」は、あなたとペットのこれからの時間を、楽しく幸せなものにしてくれるでしょう。

社員の方が書いたコースターのイラスト