【猫飼いTIPS】愛猫の住環境は快適ですか?

猫に優しい住環境とは、猫にとって安心できて、安全であることだと思います。そのためには安心できる居場所をつくってあげること、誤飲・誤食や感電などの危険なリスクを取り除き、安全を確保してあげることが大切です。また、家の中で生活する愛猫が上下運動できる工夫がされているかも大きなポイントです。あなたの愛猫の住環境はいかがでしょうか? ひとつずつ再確認してみましょう。

愛猫に快適な温度・湿度に設定する

部屋の温度や湿度は飼い主に合わせて設定しがちですが猫は基本的に高温多湿が苦手です。快適な環境を整えるために温度は25℃前後、湿度は50%前後に調整しましょう。猫は犬よりも乾燥した環境を好むので、湿度の高い地域は気をつける必要があります。温度計や湿度計を取り付け、つねに快適な環境を保ちましょう。

温度は25℃前後が理想

愛猫にとって危険な場所には高い柵や扉を設置する

台所には愛猫にとって危険なものがたくさんあります。火や熱い鍋、包丁や調理器具、愛猫が食べてはいけないものなどさまざまです。また、暖房器具の近くも火傷の可能性があり危険です。猫は高いところにも登れるので、愛猫にとって危険な場所には、猫がジャンプしても届かないくらいの高さがある柵やゲートまたは扉を設置して入れないようにして、事故を事前に防ぎましょう。

猫が登れないような対策をとりましょう

滑りやすい床には滑らない工夫をする

フローリングなどの滑りやすい床には、ペット用マットや絨毯、ラグなどを敷いて愛猫が滑らないように工夫することが大切です。猫は柔軟性があるので犬ほど多くはありませんが、成長期の子猫や体重のある大型猫は、滑ることで骨や関節を痛めてしまうことも。あるので注意が必要です。絨毯やラグにする場合には、愛猫の爪が引っ掛からないように、毛足の短いものを選びましょう。とくに先端がループ状になっているものは避けたほうがよいでしょう。ほかには、フローリングの上にコルク素材のマットやペット用のワックスを塗るのもオススメです。

キャットタワーやキャットウォークで運動ができる工夫をする

室内で生活する愛猫にはストレスや運動不足解消のため、上下運動ができるような工夫が必要です。キャットタワーやキャットウォークを設置してあげるとよいでしょう。キャットタワーには床置き型と天井ツッパリ型があります。体重が重い猫の場合は、安定感のある、しっかりしたものを選ばないと倒れる危険があります。怪我をしないように、愛猫の体重に見合うものを購入されることをオススメします。

キャットタワーやキャットウォークを設置しましょう

爪とぎを設置する

爪とぎは猫にとって日課です。ストレスを感じないように、思い切り爪とぎができるように工夫してあげましょう。

トイレは落ち着ける場所に設置する

トイレは部屋の隅など落ち着ける場所に設置するようにしましょう。また、猫はキレイ好きなので、トイレが汚れていると違う場所でするようになってしまいます。いつも清潔にしておきましょう。

扉はドアストッパーで固定もしくはキャットドアを設置

基本的には扉を閉めておくのが一番ですが、季節や状況によっては扉を開けたままにしておくこともあるでしょう。風などで急にドアが閉まって愛猫が体や尻尾を挟まれないように、ドアストッパーなどで扉をしっかりと固定しておきましょう。また、扉にキャットドアを設置するのもひとつの方法です。愛猫は安全で自由に行き来できます。

キャットドアは便利です

ごみ箱は蓋付きのものにする

ごみ箱の中には、愛猫にとって魅力的なものがたくさん入っています。それを覚えてしまうと何度でもごみ箱をあさってしまいます。愛猫が開けることができない、しっかりとした蓋がついたごみ箱を選ぶとよいでしょう。

人間の食べ物はしっかり管理する

愛猫の見えるところ、届くところに食べ物がおいてあれば、食べてしまうのは仕方がないことです。しかしながら、愛猫にとって中毒性のある物を食べてしまうと危険です。人間の食べ物は出しっぱなしにせず、愛猫の見えないところ、届かないところに置くようにしましょう。戸棚や冷蔵庫にしっかりと管理することが大切です。

台所の排水溝は蓋をする

猫は簡単に台所に上がることができます。流し台の排水溝に食べ物などが残っていると、イタズラしてしまうこともあります。排水溝に蓋をするか、食べ物やゴミを残さないようにしましょう。ただ、押し上げると水が出るタイプの蛇口の場合は、排水溝に蓋をしてしまうと、万が一、猫が蛇口を上げて水を出してしまったときに大変なことになります。リビングが水びたしになる可能性がありますので、注意しましょう。

電気コード、ケーブル等にはカバーをする

コンセントに差してある状態の電気コードやケーブル等を愛猫が噛んでしまうと、感電をしてしまう可能性があります。電気コードやケーブル等にはカバーをするなどして、愛猫の危険を回避しましょう。

観葉植物は置かないようにする

観葉植物の種類によっては、愛猫にとって危険な中毒性の植物であることもあります。葉を食べたり、土を舐めたりしてしまうこともあるので、観葉植物は猫の生活スペースには置かないようにしましょう。

誤食や誤飲の可能性があるものは片付ける

愛猫は飼い主が予期せぬないものを誤食・誤飲してしまう可能性があります。食べようと思っていなくても舌に付いて取ろうとしているうちに飲み込んでしまうことがあります。誤食・誤飲したものによっては命が危険にさらされることもあります。とくに下記のようなものは十分に注意し、つねに片付けるようにしましょう。

[注意したいモノの例]
煙草、小さな文房具(クリップ、ホッチキスの芯)、小物アクセサリー、ビニール、ひも類(輪ゴム含)、アルミホイル、布やティッシュペーパー

ケージはドアや窓から遠い場所に

愛猫が落ち着いて過ごせるように、人の出入りが少なく、外からの刺激を受けにくい静かな場所に居場所をつくってあげましょう。エアコンの風や日光が直射当たらないようにすることも大切です。落ち着ける居場所があると、愛猫はストレスを感じにくくなります。愛猫の健康維持のためにも考えて設置しましょう。

落ち着ける場所を確保してあげましょうう

まとめ

いかがでしたか? 鉄則は「愛猫にとって危険なものは置かない。飼い主が壊されて嫌なものは片付ける」ことです。それが飼い主と愛猫が「安心・安全」で、「楽しく・幸せ」に暮らしていくコツとも言えます。日々、再確認していきましょう。