ふわふわ猫のショーと猫生活にオススメ製品の祭典
7月20日、東京都立産業貿易センター台東館にてCFA(THE CAT FANCIERS’ ASOCIATION, INC.)のキャットショーが開催されました。当日は80頭もの猫たちが集まり、さらに会場にはブリーダーたちが選んだ、猫や猫飼いさんのためのお店が30店舗以上も出展しました。
CFAとは、1906年に創立された世界最大の愛猫協会です。猫の品種改良により遺伝的な欠陥を排除した各種血統猫の健康促進を最大の目的とし、アメリカ全土、カナダ、南米、ヨーロッパ、アジア、ロシア、および日本に600以上のクラブを抱えています。
CFAが公認する純血種には、すべてスタンダードというものが定められています。これは、その猫種がどういう容姿をしているべき猫なのかを詳細に決めているものです。よって、スタンダードに近い猫ほど誰が見ても魅力的で、一度は飼ってみたいと思える猫なわけです。ショーは単に優劣を競うだけでなく、ブリーダー間の情報交換の場でもあります。そこでは、国内に限らず海外の状況なども話題に上ります。その内容は、獣医療からフードやサプリメントといった直接飼育に関わる内容から、除菌・消臭、空気清浄機、掃除機といった猫たちと暮らす空間に必要なものまで多岐にわたります。
今回のショーに、ペトハピでは3社と共同で、猫との生活を豊かにする製品を紹介しました。
・見守りカメラ「Arlo」
いまや、見守りカメラはブリーダーには必須の製品です。外出先からキャッテリーの様子を確認できるのは、ブリーダーにとって安心できるからなのです。今回のようにキャットショーで留守にしているとき、出産が近づいているときにも活用されています。
そんなブリーダーに最も評価されているのが「Arlo」です。米国の見守りカメラ市場で、No.1のシェアを持っていることでも実力は実証済みです。
では、なぜブリーダーに支持されているのでしょうか。まず広視野角であることが挙げられます。視野角が広いということは死角(見えない部分)が少ないということなのです。見守りには、カメラが動くことなく全体を見渡せることが重要なのです。
次に設置・設定が簡単なことです。ベースステーションをモデムと繋ぎ、カメラは好きな場所に設置するだけです。カメラはスマホのように充電式でコードレスです。さらに本体はマグネットになっているので半球型の土台につければ自由にアングルを変えられます。コードがないので、猫がかじる心配もありません。
さらに、動きを検知して自動で動画を録画し、クラウドで7日間無料で保存してくれます。残したい画層や動画は、ダウンロードして保存することもできます。
ブースではデモも見られるようになっていて、すでに他社製品を導入しているブリーダーさんや、これから導入を考えている方など、熱心に質問していました。
・空気清浄機「cado」
猫と暮らす家庭に必須の家電といえば空気清浄機。あまり知られていませんが、空気清浄機の性能を評価する基準には、米国家電製品協会(AHAM)が定める「CADR(Crean Air Delivery Rate)」と、日本電機工業会(JEMA)が定めた「JEM1467」規格があります。
「CADR」は「1分間にどのくらいキレイな空気を送り出せるか」という指標で、測定にはタバコの煙・ホコリ・花粉の3種類を用いており、この値が高いほど性能が良いということになります。この指標を採用しているのは、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国と、事実上の世界基準となっています。対して「JEM1467」は、日本メーカーが使う指標です。測定にはタバコの煙のみが使用されています。浄化スピードも床面積が同じ場合、「CADR」は「JEM1467」基準と比べて2.5倍のスピードで空気を浄化するとされています。空気清浄機を選ぶ際には、「空気をキレイにする」ことを考えた製品を選びたいですね。
今回紹介した、cadoは“空気をデザインする”をコンセプトにした、デザイン性の高い空気清浄機で有名です。もちろん、性能もお墨付き。世界基準「CADR」指標で最高値を取得するなどNo.1の空気清浄機メーカーとして知られています。
ブリーダーが愛用するのが、「AP-C710S」「AP-C310」です。猫が暮らす部屋にはこの2製品を使っているようです。その理由は、性能だけでなく筐体にありました。汚れた空気は左右の下部から吸い込まれ、フィルターでろ過された美しい空気を本体上部から一気に室内へと送ります。天面が平らになっているので、猫が乗っても空気の排出が阻害されることがありません。多くのメーカーは天面に排出口や操作パネルがあるので、猫が乗ってしまうと運転が停止したり、空気が排出されないので、猫のいる家庭には最適とはいえません。また、「LEAF 320i」は凛とした美しい円筒ボディが特徴なので、来客スペースなどに設置しているようです。
・ドライヤー「トリプル・トリートメント・ヘアドライヤー」
「猫にドライヤー?」と不思議に思う人もいると思いますが、ブリーダーにとっては必需品なのです。ブリーダーはキャットショーに参加する前日に猫を洗います。油落とし、下洗い、本洗い、リンスと洗いだけでも1時間以上をかけます。そして、洗ったあとはドライヤーで乾かすという作業になります。根元からしっかり乾かさないとフカフカに仕上がりません。審査には被毛の美しさも採点の重要な要素になるのです。
しかし、ブリーダーにとっても猫にとっても、ドライヤーは最後の難関です。音や温度、さらに筐体の形状が、猫が嫌がる原因です。ブリーダーにとっても、長時間の作業は手首に負担がかかり腱鞘炎になる人もいるくらいです。
カドークオーラの「トリプル・トリートメント・ヘアドライヤー」は、ブリーダーだけでなく、トリマーにも好評を受けているドライヤーです。その理由は、ドライヤーに求められる「速乾性」と「髪と地肌へのダメージを軽減」を実現しているからです。そのための3要素が、風温・風質・風量です。
まず風温ですが、温度設定を72℃(弱)~85°C(強)にしました。最適な温度にしたことで、地肌や毛髪を高温から守ります。一般的なドライヤーは100℃を超える高温を発するので、髪表面のキューティクルにダメージを与えるだけでなく、髪の毛の細胞(タンパク質)を硬く変質させてしまいます。
そして、風質に関しては、吹き出し口にセラミックカートリッジを設置し、ヒーター線にもセラミックコーティングを施したことで、効率的に遠赤外線を髪と地肌に届けます。あわせてマイナスイオンが潤いを与えるなど、最高の風質を実現しています。
最後に風量ですが、省エネ設計ながらも業界トップクラスの2.2m3/minというパワフルな風量を実現しています。また、DCブラシレスモーターの採用により、約2万時間という一般的なドライヤーの40倍以上にあたる長寿命化を達成しました。
筐体の形状にもこだわっています。一般的なドライヤーは風量を稼ぐためにノーズが長くなります。このドライヤーは「P-フォルム」というノーズレス形状が特徴的です。本体の重さも約400gと業界最軽量を実現したことで重心やバランスがよく、手首への負担が圧倒的に少なくなりました。このノーズレスフォルムは、猫にとってもよいようです。クチバシのように突き出たノーズを嫌がり猫パンチを繰り出す猫が多いようですが、このドライヤーではそのようなケースが少ないという報告もありました。
・サプリメント「キングアガリクス100ペット用」
アガリクスは免疫力をサポート効果があり、皮膚疾患、ストレス性疾患、さらには老化などによって悪化してきた毛並み・毛艶などを改善する作用があります。もともと、アガリクスは人間用のサプリメントとして広く使われていましたが、最近では動物病院などでも処方されることも増えてきました。また、健全なブリーダーを中心にプロの現場でも愛用者が広がっています。
ショーに参加すると、少なからず猫にはストレスがかかり免疫力が低下するようです。なので、ショーの前後にはアガリクスを積極的に与えるようです。そうすることで、被毛の調子がよくなったり、ショー後のリカバリーも早いようです。さらに、ブリードの時期にも活用するとのこと。母猫の免疫力をサポートすることで健康な子猫が生まれ、生まれた子猫は初乳から免疫機能を得ることで元気にすくすく育つのです。母猫も免疫力を維持できるので、子育てで失った栄養を速やかに吸収し、回復できるというメリットもあるようです。
「キングアガリクス100ペット用」は、もともと人間用の「キングアガリクス100」をベースにつくられました。すでに、猫と一緒に「キングアガリクス100」を愛用しているブリーダーさんからは、「疲れなくなった」「肌にハリが戻った」「体調が良くなった 」などの効果も聞かれました。ブリーダーは、免疫力の向上はフードでは補うことが難しいことを知っているので、サプリメントを積極的に使って猫の健康寿命を延ばしているのです。
今後もペトハピでは、健全な猫を生み出すブリーダーを応援するためショーに協賛します。そして、健全な子猫を迎えたオーナーさんが、幸せで潤いのある生活を送れるような製品やサービスを紹介していきます。
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