リサ・ラーソンの猫 × 益子焼「にっぽんのリサ猫」シリーズが始動
トンカチは、スウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンの猫を日本の伝統的な窯元で制作する新企画「にっぽんのリサ猫」シリーズの予約販売を開始しました。リサ・ラーソンの愛らしい猫のキャラクターを、日本各地の窯元の技術と素材を用いて新たな魅力を引き出すことを目的としています。

シリーズ第一弾として選ばれたのは、栃木県の益子焼です。益子焼の窯元は、リサ・ラーソンの代表的な猫のキャラクターを、伝統的な技法と新しい着彩技法を組み合わせて制作しました。伝統釉「並白」の下には、軍手を使ってニュアンスを出しながら着彩した炭呉須(すみごす)の上から、鉄砂(てっしゃ)絵具で絵付けをした縞模様が透けて見えます。


リサがつくった猫を再現するとともに、伝統の釉薬と新しい着彩技法をかけ合わせて生まれた野良猫です。リサの原型の持つ、野良猫っぽいワイルドさを失わないようにつくられました。そのため、ボディの塗装にはムラやカスレがあり、顔は手描きで、職人の気持ちが表情に現れて、個体差が個性として出るように考えられています。


このシリーズでは、単にリサ・ラーソンの作品を再現するだけでなく、各窯元の個性や技術を活かした、オリジナリティあふれる作品を目指しています。そのため、同じキャラクターでも、窯元によって異なる表情や風合いを楽しむことができます。
リサ・ラーソンのファンはもちろん、日本の伝統工芸に興味を持つ人々にとっても魅力的な企画です。日本の職人の手によって新たな命が吹き込まれたリサ・ラーソンの猫たちが、多くの人々に笑顔と癒しを届けることでしょう。