猫の日に開催! 大いに盛り上がった第222回TICA公認キャットショーの魅力と会場レポート

2月22日の「猫の日」、東京都貿易センター台東館でキャットショーが開催されました。開催したのはTICA(The International Cat Association)のメンバークラブでもあるENJOY CAT CLUB(エンジョイキャットクラブ)で、当日はたくさんの猫たちが集まり、会場も華やかな雰囲気に包まれていました。

TICAは1979年に米国で設立された世界最大の血統登録団体であり、純血種および家庭猫(ハウスホールドペットキャット)を対象としたキャットショー公認機関としても世界最大級を誇ります。猫のスタンダードを厳格に保全・管理し、その血統を後世に伝えることを最大の使命としています。

日本と韓国はTICA Asia East Regionが統括しています。この地域には所属するクラブが18団体あり、各クラブが国内登録猫の血統管理や正当な血統書を発行するとともに、年間30回程度のショーを開催しています。

TICAが公認する純血種には、すべてスタンダードが定められています。これは、その猫種がどういう容姿をしているべき猫なのかを詳細に決めているもので、使役目的ごとに交配が進められた犬と大きく違う点です。よってスタンダードに近い猫ほど誰が見ても魅力的で、飼ってみたいと思わせる存在なのです。

TICA登録キャッテリーのブリーダーは、キャットショーに猫を出陳し、ジャッジの厳正な審査を受けます。ショーは単に優劣を競うのではなく、猫がスタンダードにどれほど適合しているかを客観的に評価してもらう機会でもあります。ブリーダーたちは、その評価を基に、よりスタンダードに近い猫を産出するための努力を重ねています。

今回のショーは、猫の日の語呂合わせである「ニャン・ニャン・ニャン」と同じ、第222回目という記念すべき開催回となりました。そのため、通常以上の盛り上がりを見せ、会場は猫好きで埋め尽くされました。

会場に足を踏み入れると、まず目に飛び込んできたのは、美しく手入れされた多種多様な猫たち。ブリーダーによって手塩にかけて育てられた猫たちは、ジャッジ台の上で誇らしげにその魅力をアピールしていました。一般来場者たちは、目を輝かせながら熱心に見学していました。

来場者は直接猫に触れることはできませんでしたが、ブリーダーと直接話せる貴重な機会を得ました。ブリーダーたちは、それぞれの猫種の特性や飼育方法、手入れのコツなどを丁寧に説明。来場者は普段聞けない専門的な話に耳を傾け、積極的に質問していました。

【来場者の声】

「普段見ることのできない珍しい種類の猫がたくさんいて、とても楽しかったです。ブリーダーの方から直接お話を聞くことができ、勉強になりました」

「猫を飼いたいと思っているので、いろいろな種類の猫を見ることができて参考になりました。ブリーダーの方に飼育方法など詳しく教えていただき、参考になりました」

「こんなにたくさんの猫に囲まれて、本当に幸せな時間でした。どの猫も個性的で、見ているだけで癒されました」

「猫グッズがたくさん売っていて、ついつい買いすぎてしまいました。抽選会も盛り上がり、とても楽しそうで、自分も参加したいと思いました」

会場には、猫関連の商品やサービスを販売する多くの店舗が出店しました。猫のおもちゃからオシャレな猫グッズ、猫の健康にサポートするフードやサプリメント、猫との生活を豊かにする家電製品など、幅広い商品が並びました。来場者たちは、それぞれお気に入りの品を手に取り、ショッピングを楽しんでいました。

また、ショーの合間には会場の熱気をさらに高めるイベントとして、豪華賞品が当たる抽選会が実施されました。景品は猫好きにはたまらない猫グッズをはじめ、普段使いできるオシャレな小物、そして協賛企業から提供された豪華賞品まで多彩なラインナップ。

猫グッズセット
susabi「猫ヌビ」と「毎日のごちそうヤギミルク
2段キャリーカート
猫の爪とぎ

番号が読み上げられるたびに、歓声とため息が入り混じり、会場全体が興奮の渦に包まれました。そして、抽選会もいよいよクライマックス。残る景品は、誰もが欲しがる豪華3賞品。

会場の熱気は最高潮に達し、参加者たちは固唾を飲んで当選番号の発表を待ちました。「最後の当選番号は…こちらです!」司会者が番号を読み上げると、当選者からは歓喜の叫びが、惜しくも外れてしまった参加者からは落胆の声が漏れました。まさに天国と地獄のような瞬間が広がり、大いに盛り上がるイベントとなりました。

東芝ライフスタイル「トルネオコードレス VC-SL130DS
homerunpet「Drybo Plus
Neakasa「Neakasa M1

今回のキャットショーは、猫好きにとってはまさに夢のような一日となりました。美しい猫たちとの出会い、ブリーダーとの交流、そして猫関連用品のショッピング。参加者、来場者たちは、思い思いの形で猫の日を満喫しました。

TICA Asia East Regionのサイトには、年間のショースケジュールが掲載されています。1年を通じて、東京、栃木、長野、静岡、名古屋、大阪、福岡、韓国で開催されています。家庭猫であってもTICAに登録をすればキャットショーに参加することができます。また、スタンダードに沿った魅力あふれる純血種を繁殖するブリーダーに出会うまたとないチャンスでもあります。興味がある方は、キャットショーの世界に触れてはいかがでしょうか。