みんな怖くないの!?

先日、わが家唯一のエキゾチックショートヘアの男の子が左目に怪我をしてしまいました。朝、彼が過ごす部屋に行くと目の周りもパンパンに腫れていて、明らかにおかしい状態でした。

急いで動物病院へ行き診てもらうと「眼球に傷があり、しかもそれが広範囲。傷は浅いけれど、炎症が進み深い傷になってしまうと目の専門医で手術が必要な場合もあるから4種類の目薬を1日2~4回点眼して様子を見ましょう」ということになりました。手でこすってしまうのが一番よくないので、エリザベスカラーを付けることになりました。

メインクーンの場合は目に怪我をすることはめったにありませんが、エキゾチックの場合は鼻が低く目が出ているので、ぶつけたり、自分で目をこすることで傷つけやすいのです。ただ、今回は何が原因でそうなったのかは不明です。

通常、エリザベスカラーを付けるとその違和感からか、「シャー、シャー」とほかの猫たちが怒ります。それを回避するために、わが家では避妊手術をした場合にはエリザベスカラーは使いません。術後服をあらかじめ用意しておいて、動物病院から戻ってからそれを着せるようにしています。

彼が普段過ごしている部屋には、若いメインクーンの男の子と女の子がいます。私はきっとエリザベスカラーをつけた姿を見たら怒るだろうなあと予想していました。しかし、今回は目の傷をこすらないようにするためなので、エリザベスカラーを外すわけにはいきません。

とりあえず、様子を伺うためにそのまま彼を部屋に戻してみました。すると、メインクーンたちは怒るどころか「えっ、それなに? なに? なに?」という感じでグイグイ近づいてきます。私は拍子抜けして笑ってしまいました。エリザベスカラーを見てここまで怖がらないのは初めてだったからです。

しばらくするとエリザベスカラーの周辺は穴だらけになりました。どうやらほかの子がかじっているようです。日増しに穴が多くなるので、動物病院に行くたびに獣医師に笑われます。エキゾチックの男の子にしてみれば迷惑なことですが、得することもあるようです。

ご飯を食べるときには器をエリザベスカラーで覆うことができるので、ほかの子が一緒に食べることができません。つまり、ひとり占めしてゆっくり食べることができるのです。エキゾチックは口が小さいので、ガツガツと食べることが苦手。エリザベスカラーのお陰で、自分のペースで食べられているようです。

ご飯を自分のペースで食べれても、エリザベスカラーを付けたままでは不自由です。今は点眼しながら様子を見ているところですが、このまま良くなってエリザベスカラーを外せますように。1日も早い回復を願っています。