エシカルブリーダーが愛用する加湿器とは? “時と健康は金なり”のダイニチ加湿器が間違いないワケ

わが家はブリーダーなので、たくさんの猫たちが暮らしています。また、ペットの愛犬も2頭います。そんな賑やかなキャッテリーですが、彼らの健康にはつねに細心の注意を払っています。

例年のことですが、秋から冬にかけてはもっとも神経を使う時期です。わが家のある信楽は、南の北海道といわれるほど寒い地域です。さらに昼と夜の寒暖差が大きい地域性です。

愛猫・愛犬が寒くないようにつねにエアコンは稼働させていて、室内の温度を均等に保つために、天井ではシーリングファンも回っています。

でも、ここで注意が必要なのです。乾燥する時期は温度だけでなく、湿度管理も大切なのです。乾燥といえば気温の低い秋から冬というイメージがあると思いますが、じつは春先も乾燥する時期です。乾燥、寒暖差、花粉、黄砂、強風は、春の“5K”と呼ばれています。

健康で快適な環境は温度だけでなく湿度も大切

なぜ湿度が大切なのか

寒い時期だけでなく、温度変化が大きい季節の変わり目は、私たちだけでなく猫も体調を崩しやすいのです。さらに、この時期は湿度が高く空気が乾燥します。室内ではエアコンを使うことになるので、より乾燥することになります。

湿度は健康や快適性に大きく影響します。低湿度の場合(約40%未満)、皮膚の水分が蒸発しやすくなり皮膚や被毛が乾燥して、皮膚疾患を患うことがあります。

気道の粘膜が乾燥すると炎症も起こり、ウイルスや細菌が侵入しやすくなり免疫系の活動が低下します。その結果、風邪やインフルエンザに感染しやすくなります。猫も同じように猫風邪と呼ばれる「上部気道感染症」に感染する可能性が高まります。

ウイルスや細菌は、湿度が40〜60%の範囲にあると生存率が最も低くなります。このため、室内を適度な湿度(50%程度)に保つことが大切なのです。

わが家では湿度は50%前後に保っている

ブリーダーの責任

命を扱うブリーダーは、つねに動物の健康を最優先して環境を整えています。年間をとおして適度な温度にしつつ、空気清浄機や除菌消臭器を通年稼働しています。また、毎日最低2回は掃除機で掃除したり、床なども拭き掃除しています。そして乾燥する時期には加湿器で室内の湿度を50%程度に維持しています。

秋から春先にかけては、犬や猫も出産シーズンとなります。大人の犬や猫は免疫力があるので抵抗力があるのですが、子犬や子猫は、まだ体力もなく、種混合ワクチンを接種できるまでは免疫力も低いので特に注意が必要です。

また、子犬や子猫だけでなく、シニア犬やシニア猫も免疫力が落ちている可能性が高いので、同じように注意しなくてはなりません。

なぜダイニチを選んだのか

じつは、私はダイニチの加湿器を愛用していました。これまでいろいろなメーカーの加湿器を使ってきましたが、結局はダイニチに集約されました。加湿量だけでなく、安全性や使い勝手も専業メーカーとしての強みがあります。

大容量でインテリア性も高い「LX TYPE」
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広いスペースもパワフルに加湿する「PN TYPE」

そして、今回は「LX TYPE」モデルと「PN TYPE」を追加しました。さっそく導入した理由と使い勝手をご紹介しましょう。キャッテリーであるわが家にとって必要なポイントは以下のとおりです。

・単機能でしっかり加湿すること
・パワフルでも経済的であること
・使い勝手がよく安全であること

まず、「しっかり加湿すること」。これは加湿器では最も重要なポイントです。「LX TYPE」は1200㎖/h、「PN TYPE」は2400㎖/hあります。市販されている加湿器で、ここまでの加湿量がある製品はありません。

わが家は壁を漆喰にしている影響もあるとは思いますが、一般的な600㎖/hではまったく加湿しません。2-3台を稼働させてやっと50%に届くかどうかという程度です。

また、空気清浄機におまけのようについている加湿も効果はありません。そもそもの用途が空気清浄であって加湿ではないので当然かと思いますが、60%に設定しても部屋の湿度は50%に届きません。

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大容量でもタンクが別れているので便利(PN TYPE)

タンクの容量も重要です。「LX TYPE」は7.0L、「PN TYPE」は6.0Lタンクが2個で合計12Lです。タンクの容量が少ないと給水の回数が増えます。給水を忘れ、水がなくなって運転を停止してしまったら大変です。

容量が少ないと1日に何回も確認しなくてはいけなかったのですが、ダイニチにしてからは朝に1度確認(給水)するだけでよくなったので、とても楽になりました。

通常の持ち方(一般的な加湿器と同様)
逆ぬいしても持てるので便利

そして、秀逸なのがLX TYPEのタンク。取っ手が両方についているので逆さにしても持てます。タンクに注水して、持ち運ぶときに、よくポタポタと水が垂れるときがあります。逆にして持てるので、そんな心配もありません。

次にパワフルでも経済的であること。相反するように思うかもしれませんが、じつはダイニチだからこそ実現できるのです。

例えば、一般的な加湿器で600㎖/hで加湿するには、標準もしくは強モードで消費電力は190W程度です。しかしパワフルな「LX TYPE」であれば、ecoモードで消費電力は23Wで、消費電力量は約8分の1です。

24時間運転で1カ月の電気代を計算すると、一般的な加湿器では約3,500円、「LX TYPE」では約420円、その差は3,080円です。これだけでも大きいのですが、一般的な加湿器を2台稼働していた時と比較すると、単純計算で6,500円の節電になったことになります。

以前、ブリーダー日記にも書きましたが、わが家の冬の電気代は月10万円に届く勢いでした。加湿器だけでもこれだけ節電できるは、家計に優しい!※数値は我が家のある関西電力の単価で計算しています

視認性のよいLX TYPEの操作パネル
シンプルでわかりやすいPN TYPEの操作パネル

使い勝手がよく安全であるというのは、飼い主とペット双方にとってメリットになります。操作面は大きくわかりやすくて視認性も高いです。また、タッチ式ではなく物理ボタン式なのも安心です。チャイルドロックもあるので、ペットが上部に乗っても誤作動がありません。また、繰り返しになりますが、タンク容量が大きいというのも使い勝手になります。

安全とは衛生面にも当てはまります。トレイがピンク色のヌメリでビッシリになっていたとこともありました。ペットがいる部屋は快適な温度環境なので、雑菌も繁殖しやすいのかも……。

さらに、トレイには発泡スチロールの浮きとか、突起などが付いていて複雑な形をしているので結構掃除も大変です。加湿器肺炎を防ぐためにも、トレイや気化フィルターは定期的に洗浄する必要があり、けっこう大変です。洗浄中は乾くまで使えないというのも問題です。

アタッチメントにはAg+のビーズが入っている
使用頻度にもよるが、1シーズン毎に取り替えるとよい

ダイニチは4つの抗菌で安心を提供しています。タンクキャップにはAg抗菌アタッチメントが装着しているいるので、銀イオン(Ag)成分が水に溶け出し、タンク内の雑菌の繁殖を抑えます。

トレイは抗菌加工されているので、雑菌の繁殖を抑えます。また、形状もフラットなので掃除もしやすいというメリットもあります。また、気化フィルターも、抗菌加工に加えて防カビ加工してあるので、トレイ内の雑菌・カビの繁殖を抑えます。

トレイの洗浄が不要になる使い捨てのトレイカバー

そして、掃除の手間をなくす方法も提供されているのです。時間のない私にとってはまさに救世主です。キーワードは”使い捨て”。「カンタン取替えトレイカバー」はその名のとおり、トレイにセットしてシーズンが終わったらそのまま捨てるだけです。おかげで本体のトレーはキレイなままです。

これは同梱されている抗菌気化フィルターで、最大最大5シーズン使える

気化フィルターも「カンタン取替えフィルター(ピンク)」があります。同梱されているフィルター(青)は月1回はクエン酸で洗浄する必要がありますが、このフィルターは汚れたら捨てるだけで、すぐに新しいフィルターに交換できます。

洗浄して乾かしている間に湿度が下がってしまっては、健康に影響を及ぼす可能性があります。なので、乾燥するシーズンは、加湿器は24時間稼働しつづけないといけません。ですので、わが家にとって、「カンタン取替えトレイカバー」と「カンタン取替えフィルター」はまさに必須のツールといえます。まさに”時と健康は金なり”です。

運転音も静かなのでストレスとも無縁

まとめ

ブリーダーにとって、加湿器はペットの健康を守るために必須の家電です。それは飼い主さんにとっても同様です。しかし、量販店にいくと驚くほどたくさんの製品が発売されていて、なにを選んだらよいのか迷ってしまいます。

私もこれまで、たくさんのメーカーの加湿器を使ってきましたが、最終的にダイニチの加湿器に集約されてました。その理由は説明したとおりですが、コストパフォーマンスを考えたら一択ではないでしょうか。

そして、日本製というもの安心のひとつです。さらにアフターサービスも充実していて保証期間は3年です。安心して末永く使えるので、ペットと暮す家庭には特にオススメです。