アニコム、犬と猫のための「熱中症週間予報」配信開始
アニコム損害保険株は、ペットの熱中症の予防啓発を目的として、「犬の熱中症週間予報」「猫の熱中症週間予報」の配信を開始しました。各予報はアニコムグループのSNSアカウント(Instagram・X・Facebook)で、9月末まで毎週木曜日に配信予定です。
犬と猫の「熱中症週間予報」は、ライフビジネスウェザーの鈴木 勝博さん(気象予報士/獣医師)とともに開発した熱中症指標をもとに作成しています。犬と猫それぞれの体高や代謝などを考慮した指標と1週間分の気象予報から、全国主要10都市の熱中症注意レベルを「やや注意」「注意」「警戒」「厳重警戒」の4段階に分け、それぞれ犬と猫のイラストで表示します。
熱中症は梅雨明け後の7月がもっとも多く、次いで8月に発生しています。また、4~5月にかけての本格的な暑さが始まる前や、真夏の暑さがある程度収まったあとでも、注意が必要です。
犬種別の請求割合を見ると、もっとも高いのがフレンチ・ブルドッグで、犬全体の平均より3倍以上も高くなっています。鼻が短く、呼吸で熱を逃がすことが苦手なフレンチ・ブルドッグやパグなどの短頭種、バーニーズ・マウンテン・ドッグやラブラドール・レトリーバーなどの大型犬は、体温が上昇しやすいため、室内であっても温度管理に気を付けるなど十分な対策が必要です。
犬の年齢別に請求割合を見ると、幼齢からシニア期まで年齢に関わらず熱中症が発生していますが、特に高齢になるにつれて割合が高まる傾向にあります。また、持病を抱えている場合は脱水しやすい・呼吸状態が悪化しやすいなどの理由から発症のリスクが高まるため、特に注意が必要です。
ペットの熱中症は、飼い主が適切な対策を行うことで予防できる病気です。今年の夏も梅雨明けの猛暑が予想されています。大切なわが子の命を守るためにも、暑い時間帯の散歩を避けたり、熱中症対策グッズを活用したりするなど、対策をしっかりと行いましょう。