鹿の驚きの行動にビックリすると同時に感心した話
わが家の周辺には、夜になるとたくさんの鹿が現れます。家の裏が山なので、そこから降りてくるのだと思いますが、庭にまで出没することもあり驚きます。
4月中旬から5月のGW明けまでは、タケノコが出ていたのでそれを食べに来ていました。柔らかいところだけを選んで食べているので、「おいしいところを知っているなぁ」と関心していました。
しかし、何年か経つと竹も古くなり枯れてくるので、ときどきは伸ばす必要があると感じていました。
タケノコのシーズンも終わりかけたころ、庭にすーっと伸びている竹を1本見つけました。私は「鹿に見つからずに残っている。このまま見つからずに伸びるといいなぁ」とその竹の成長を見守っていました。
1日目は無事、2日目も無事、3日目も無事に竹は伸び続けました。高さは2mくらいになり、触ってみると竹もかなり固くなっていました。「これならもう鹿に食べられることはない」と嬉しく思いました。
翌日、どれくらい伸びたかなとワクワクしながら庭に出たところ、竹は見事に折られていました。半分の高さのところで食いちぎられ、先端の柔らかい部分だけが食べられていました。
私はとても残念な気持ちになりましたが、それ以上に鹿のその行動に感心したのでした。鹿が首を伸ばしても先端部分までは届きません。そのため、途中を食いちぎって地面に落とし、先端部分だけを食べたのです。鹿ってそんなに賢い動物だったっけ?
竹を伸ばすためには、鹿から守る対策をするしかありません。家の周りを柵で囲うか、伸びてきた竹自体を囲うか……。来年はなんとか2~3本は伸ばしたいです。
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